令和 4年予特 3月14日⑧全部の補足質疑

女性施策、生理用品無償配布・OiTr

○高橋佳代子委員  最後の質問になります、私にとってはね。よろしくお願いいたします。

私は、女性支援についてお伺いしたいというふうに思います。

3月8日、国際女性デーということで、ほかの委員さんからも発言ございましたけれども、昨年は、民間の任意団体による調査結果がちょうど今頃発表、調査結果が出て、生理用品を入手するのに苦労したというような方々が20%いらっしゃるというような、非常に衝撃的な調査結果が示されたのがちょうど1年前になります。そして、豊島区として、私ども公明党は、自治体として何ができるのだろうかということで高野区長に緊急要望いたしまして、防災備蓄品の生理用品を必要な方に配布をするという事業を開始したのが昨年の3月15日でありました。それから1年経過をいたしますが、今、あらゆるところで、豊島区も非常によく取り組んでいただいて、生理用品の無償提供が始まっているところでございますが、まず初めに、小・中学校の個室トイレにも設置をされるようになりました。新年度の予算にも新規計上されているところでありますけれども、この現状と、また今後の取組について確認をさせていただきたいと思います。

○樋口庶務課長  現在、小・中学校の個室トイレにおきましては、全ての学校で設置が行われております。昨年の6月からでございます。

なお、来年度につきましては、今年度は備蓄品のものを設置してるということでございますが、学校側の要望、強いていえば子どもたちの要望を受けた形での製品を来年度は購入して設置をしていくというふうに考えております。

○高橋佳代子委員  話によると、話によるとというか、今、同じような、一つの種類の製品が置かれているんですけれども、例えばちょっと長時間、体育とか部活動とかいろいろあるために、やはり少し、夜用のものが欲しいとか、そういったお声もあるというふうに聞いておりますので、そういう意味では、いろいろ選択ができるように、ぜひ、さらなるそういう細かい配慮をよろしくお願いしたいというふうに思います。

さらに、必要な子については、袋ごと保健室で、ぜひ差し上げるような形を取ってもらいたいということも引き続き要望してまいりましたが、現状についてお聞かせください。

○樋口庶務課長  学校での対応につきましては、それぞれ学校にお任せしている部分もございます。今申し上げたように、御答弁申し上げたとおり、個室トイレ以外にも、これまでと同様に保健室での配布もしておりますので、その辺のところ、今の御意見を踏まえまして、改めてそういう配布の仕方についても案内してまいりたいというふうに思います。

○高橋佳代子委員  この事業を始める前に、ある学校では、先生のポケットマネーで実は渡してるお子さんがいたというようなこともお聞きしてます。実際に、なかなかちょっとネグレクトぎみというか、お母さんがそこまで気が回らないとか、なかなか父子家庭でお父さんに言いづらいとか、そういうようなお子さんも中にいらっしゃるということなので、そこらは本当にきめ細かく声かけをしながら、ぜひ支援のほどをよろしくお願いします。

また、公共施設にもOiTrが設置をされました。アプリをかざして生理用品が出てくるという機械ですけれども、この現在の状況と、今後、拡大していくのか、ちょっと今後の取組について確認させていただきます。

○小澤子ども若者課長  OiTrの設置でございますが、昨年6月に協定を結びまして、活動し始めたのが8月でございます、8月下旬から稼働し始めました。現在でございますが、令和4年2月末で4,889個の配布をしているところでございます。

現在、OiTrを本庁舎9台、男女平等推進センター3台、区民センター2台で置いております。1日平均で、その14台で1日平均26個、1台の平均は、平均利用率は1.9個、約2個が1台で使われているという状況になっております。

今後についてですが、現在14台設置しておりますので、現在、すぐに増加するという予定はございません。ただ、今後、検証して、今後のことを考えていきたいと思っております。 以上です。

○高橋佳代子委員  どちらかというと、この設置されてる場所は、池袋周辺になってるというか、もうちょっと近くのところというんですかね、例えば地域文化創造館とか、そういった地域の中の公共施設と呼ばれるところにもあってもいいのかなというふうに思っておりますので、またそういった状況を見ながら御検討いただければというふうに思います。

さらに、窓口でも必要な方には配布を続けていらっしゃるということでお伺いをしておりますが、ホームページを開いて生理用品と出すと、実は昨年度の事業がばあんと出てきて、赤字で既に終了していますというふうになるので、もう既にもらえないというふうに認識してしまう方が多いのではないかなというふうに思うんですけれども、そこら辺については、今後どのように対応されるのか、お伺いします。

○小澤子ども若者課長  委員御指摘のとおり、今、そのような、生理用品というだけを検索しますと、そのような表示になっております。これにつきまして、やはり検索回数が、昨年度からやっているものですので検索回数が多いものがどうしても上に出てきてしまうという状況になっております。それを踏まえまして、今出ている表示を変える形で、防災備蓄用品は配布終わりました、ただ、窓口については配布しておりますというような、あそこのページを使った形で文言をすぐに修正して周知していきたいと思っております。

○高橋佳代子委員  私のところには、あの事業は非常にありがたかったという声とともに、もうやってないんですねというようなお声もあるんですね。実はまだまだコロナ禍の中で、実際に経済的にも大変な方もいらっしゃって、特に若年女性、声を出しづらいと言われる、そういった方々も、なかなか思うように給料が入ってこないというか、仕事が思うようになかったりして、大変な思いされてる方もいらっしゃるので、いえいえ、実は窓口に行けば頂けますよというふうに伝えないと、なかなかこう、自分で検索してるだけだとよく分からないというような状況なので、幾つも窓口、今お渡ししてますよね、そのお渡ししてる窓口についてお伺いしたいと思います。

○小澤子ども若者課長  現在、アシスとしま、本庁舎4階のアシスとしま、子育て支援課の女性相談、また、西側ですと男女平等推進センター、また東側ですと社会福祉協議会、また今回、新たな取組としましてサンシャインのハローワーク池袋のサンシャイン庁舎の中でも配付していただいております。また、これから今検討中なのですが、今、図書館課のほうと連携いたしまして、図書館でも置くことができないかということを検討しております。

○高橋佳代子委員  そういえば図書館にもOiTrあってもいいですよね。何かすごい、それだけたくさんのところでお渡ししているのに、やっぱりもったいないなというふうに思いますので、情報提供のほうをしっかりよろしくお願いいたします。

あともう一つは、独り親家庭の方にNPOさんが食料支援をされています。昨年の1年前はちょうど皆さんに配布をしているときだったので、食料の配給と一緒に生理用品もお配りをしたりしていたときがあります。そのとき大変助かったと、生理用品のほうが、食べ物は我慢しても、生理用品はなかなかカットができないというようなお母さんの声とか、あと、何を買っていいのか分からなかったから非常に助かったという父子家庭の方の声が控室にたくさん寄せられました。そういう意味では、今、こういうふうに窓口で配布をされているのであれば、そのときにお声がけとして、例えば役所の1階で配布をするんであれば、4階のほうで生理用品を配布してますと、お使いになるんでしたらぜひどうぞというようなお声がけとかね、ぜひ工夫をしてやっていただきたいというふうに思うんですが、いかがですか。

○小澤子ども若者課長  御指摘のとおり、NPOの配布でお渡しするという方法については、多くの方にお渡しできる、よい機会かと思っております。ただ、今回、今、配布は必要な人に配布するという方法を取っておりますので、一律に配布することができませんが、区がやっていることにつきましては、NPOとつながっている方にメーリングリスト等で流してもらうとか、あとは配布するものの中に、区で配ってますとかということを今までもやっておりますので、そこにもきちんと生理用品を配布してますよということをお知らせしていきたいと思っております。