令和 4年予特 3月10日⑦一般会計歳出7~11款

アニメ・東京リベンジャーズ原画展

○高橋佳代子委員  私からは、漫画アニメによる魅力あるまちづくりを伺いたいと思います。

トキワ荘では、これまで様々な展示の企画を行われておりましたけれども、今までの質疑で出なかったのは、区制施行90周年に向けてどのような展示を企画されているのか、それをまずお伺いします。

○熊谷トキワ荘マンガミュージアム担当課長  今御指摘のトキワ荘ミュージアムでの90周年記念の企画ということで、トキワ荘の先生のですね、先生方の企画を考えておりまして、やはり特別なものにしていきたいというふうに考えておりまして、今、企画中でございます。

○高橋佳代子委員  あまりよく分かんなかった。分かりました。

区制施行80周年のときに、実は「トキワ荘の夏」という舞台が、演劇があったんですね。これ80周年記念事業として行われたんですけども、まさにトキワ荘での生活の様子がよく分かる舞台でした。私も拝見しました。そういうので、実はその舞台が、これまでこの10年間、地方の小・中学校で行われてきたということがよく分かりました。劇団の方にそう伺いました。

私は、いや、それこそ豊島区の子どもたちに見せるべきでしょうというふうに思った次第です。そのほうがトキワ荘を身近に感じられるし、もっともっと親近感も湧くし、興味も持てるんじゃないかなというふうに思っていたんですけれども、様々、教育委員会にも少し話をしましたし、小池部長にもお話をしましたけれども、文化庁も、実は補正予算まで取って、ここに力を入れて新年度はやるつもりでいたんですが、これ閉め切っちゃいました。やっぱりね、新年度は無理だけど、例えばそういった、今なかなかコロナで難しいんだけれども、小・中学校の子どもたちにそういったトキワ荘の作品を見せるとか、そういうことを考えられないか、兒玉教育部長に伺います。

○兒玉教育部長  来年度、ぜひやらせていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。

○高橋佳代子委員  だから、本当はね、90周年でやったらどうだろうという私の提案だったんですけども、なかなかこれ、ほとんど区の予算は要らないんですね、これ、国が全部やってくれるので。だから、いいんではないかなというふうに思ってですね、浮島衆議院議員とも連携しながら、どうだろうと思ったんですが、なかなか手が挙げられなかったというようなことがありました。ぜひまた考えていただきたいと思います。

それで、実は昨年の決算委員会で、マンガの聖地であるトキワ荘を抱えて、Hareza周辺で現代の漫画、アニメを積極的に展開していくことを提案をさせていただきました。松下議員からも「東京卍リベンジャーズ」のお話が出ました。実はその10倍の倍率を突破して、私は原画展へ行ってまいりました。で、行った人にだけ、このマスクが配られているというようなものなんですけれども、この「東京卍リベンジャーズ」、何がすごいかというと、昨年のグーグル検索第3位。1位は「東京オリンピック」、2位は「大谷翔平」、3位が「東京卍リベンジャーズ」というぐらい、もう若い人にとってみれば物すごい人気がある。その「東京卍リベンジャーズ」の初の原画展が池袋で行われるということで、もうずっと熊谷課長をつっつきながら、何とか渋谷に負けない、渋谷はこう、「ハイキュー!!」が渋谷をジャックということで、物すごいマスコミに取り上げられたんですけども、何とか池袋でできないだろうかというふうに課長と一緒にずっと話をしてたんですが、本当に頑張られて、あれだけマスコミにも取り上げられるようなね、池袋で初めてのあの取組をされました。本当に、決算委員会で池袋は渋谷に負けたと私は言ってしまったんですが、撤回したいというふうに思います。大変申し訳ありませんでした。

この取組について、まず、地域の方の御協力も必要だというふうに思ったんですが、その点についてお伺いをさせていただきます。

○熊谷マンガ・アニメ活用担当課長  決算委員会で委員のほうから、まち全体での取組がやはり渋谷、新宿に負けてるという御指摘いただきまして、委員のほうからもいろいろですね、本当にいろんな情報を御指導いただいて、調べていく中で「東京卍リベンジャーズ」があるということが分かって、それで、早速調べてみましたところ、サンシャインシティで行われると。で、主催者はアニメイトグループさんだということが分かりまして、早速、まず民間の方々に町なかで皆さんに喜んでいただける施策はないかということを御相談して、こういった流れにつながってきたんですけども、その中ではやはり、区は今までやったことのない施策でしたので、調整役というか、やっぱり地域の方々にも、例えばなんですけども、商店街のフラッグなんかは、なかなかそういったアニメはやったことがないという中で、ぜひ豊島区のそういったマンガ・アニメのまちづくりに賛同してほしいということを役員会の中でお話しさせていただいて御賛同いただいたり、あと、例えば、Brillia HALLの関係者の方々にそういった御理解をいただいたり、そういった中で実現したものでございます。

○高橋佳代子委員  大変だったというふうに思います、やったことのないことをやるわけですからね。非常にこれが物すごい大好評で、先日もお話ありましたけれども、若い方々のSNSの発信力が物すごくて、池袋に住んでてよかったとか、何でヒルズでやらないんだと思ったけれども、池袋でやっぱりよかったというように、物すごい池袋をたたえるSNSが物すごい発信されて、それにまた、それを見た若い方々が、また池袋を訪れるというような、そういう非常に原動力になったんですけども、そこら辺について何かお感じになってることありましたらお伺いします。

○熊谷マンガ・アニメ活用担当課長  今、御指摘していただいたとおりでして、やはり、区の発信だけでは限度があるという中で、今回は作品の公式ツイッターですとか、そういったもので区立の芸術文化劇場のあのラッピングが全国のファンの方々に見ていただいたという中で、本当に多いものは、「いいね!」の数が10万以上ついたり、あと、本当にうれしかったのは、今、委員おっしゃったように、池袋に住んでてよかったですとか、あと、池袋は今「東リベ」であふれていて非常に元気が出たとか、そういった、本当に皆様が喜んでいただいたことが何よりも本当にうれしかった次第です。

○高橋佳代子委員  いっとき、「鬼滅の刃」も、まあね、今もあれしてますけど、「鬼滅の刃」も、何ですか、妹と仲間を守るために戦うみたいな、「東京卍リベンジャーズ」も、背景は違いますけれども、やっぱり恋人と仲間を守るために戦うみたいな、このコロナの中で、そういうお話が非常に、何というんですかね、見えない敵と戦うみたいな、そういうことが非常に共感を受けたのかなというふうに思うんですけれども、先ほどおっしゃったBrillia HALL、これをまさに一面にできるかできないかで、渋谷、渋谷って、あんまり渋谷と言っちゃいけないんですけど、勝てるかどうか、もうこれが決まるんだっていって、いっとき、駄目ですと言ったら、何言ってんだみたいな感じで、何か「巨人の星」みたいな2人の会話がずっと続いてたんですけども、本当にこれ、またぜひね、続けていければいいというふうに思うんですけれども、今年もまたさらにいろいろ企画をされているようにうわさではお聞きしますので、いち早くやっぱり情報をキャッチする、いつも私に言われてからじゃ駄目です、本当にだからいろんなネットをフォローしながら、しっかり、一番初めにキャッチをするということが大事だというふうに思いますので、ちょっと今後の取組についてお伺いします。

○熊谷マンガ・アニメ活用担当課長  本当に情報をいち早くキャッチするというのが非常に大事だと、本当に今回痛感しました。「東京卍リベンジャーズ」も、委員のほうからこういうことがあるよと、プレスリリースが流れて1時間後ぐらいに教えていただいて、やっぱりその初動がこういった成功につながったとに思っていますので、そういった、まずどこでどういったことがやっているかというのを、アンテナを広く持って、本当に貪欲に情報も収集していきたいということと、やはり民間の企業の方々と、こうやって、こうしたいんじゃが、ああしたいんじゃがって、そういった意見交換が今回もこういった案につながったので、そういったことを、本当に誠実に、いろいろ楽しくやっていきたいというふうに思っています。

○高野区長  今おっしゃった「東京卍リベンジャーズ」、私も原画展が始まる前に、ぜひ見に来てくれということで拝見させていただきました。何か申込みだけで30万人だという申込みで、10人に1人しか、狭き門だそうでありまして、それだけの若い人たちにこんなにも人気があるのかなと。それに応じて、今お話ししたように、いろんなところを活用して、その1か所じゃなくて、まち全体がそういうような、今回はフラッグを作ったり、いろんな面で、ようやくそういうことが受け入れられるまちというか、若い人たちの人気のあるまち、これに注目されてきたんだなということを強く感じているわけであります。

トキワ荘というのが、アニメの原点が漫画であり、漫画の原点がトキワ荘。トキワ荘というのは古きものであるけど、新しいやはりアニメとのつながりというような形、これをやっぱりいかにつなげるかということも一つの大きなまちの魅力につながるということで、今、企画中でありますけど、今の鉄腕アトム展が終わったら、4月の次の企画としてはアニメを主体にした乙女展、言ってもいいよね。乙女展というような形で何か、これも何か人気のあるアニメをどうトキワ荘と結びつけるかというようにいろいろ苦労しましたけど、今申し上げたように、漫画の原点であるという、アニメの原点であるというような、そういう形の取組も今の時代にも合ってるというようなことを感じておりますので、さらに90周年にはもっと何か、トキワ荘も魅力ある、魅力ある企画を立てるように、今いろいろ考えておりますので、いかに、こういう形のまちづくりを進めていくには大変難しさもあるけど、また逆に、大いにやりがいもあるのではないかと思っておりますので、ぜひ今後、そういう若い人たちにも受け入れられるようなまちづくりも、我々行政はなかなか先の先まで読めませんけど、それらについても頑張ってやってまいりたいと思いますので、よろしくどうぞ。