24R6決算 10/10 政経・総務・区民費
家具転倒防止・帰宅困難者対策
○辻薫委員 危機管理監に答弁していただき、ありがとうございました。
一方で、豊島区では、在宅避難を推奨しているところでございます。そのために、ふだんから在宅避難を想定して防災アイテムを準備しようとのこの保存版、チラシを防災訓練などで配布されているところでございます。
在宅避難を推奨する上で大事になってくるのは家具転倒防止対策です。私は、令和4年第2回定例会の一般質問で、災害時において、特に援護を必要とする災害時要援護者に対して、安否確認の方法や支援体制の構築など、訪問時に家具転倒防止対策を行うよう要望いたしました。実際に訪問して現場を見ていただいて、家具の固定をしていただくということになりますけれども、こうした取組、ぜひ実施していただきたいと改めて要望させていただきますけれども、これは福祉総務課との関連になりますので、御見解を伺いたいと思います。
○小嶋防災危機管理課長 今年、要援護者名簿の更新と一緒に個別避難計画の作成というのをやっております。自分でつくれる人はいいんですけども、自分でつくれない方については代わりに支援する方が御自宅に行って支援してつくっていくというような形になってきます。そんな中で、転倒防止のチラシですとかそういったものを作ってお知らせをしたりですとか、そういったことで連携しながらやっていける方法はないか、考えていきたいと思っております。
帰宅困難者対策
○辻薫委員 続きまして、帰宅困難者対策について伺います。
帰宅困難者対策につきましては、これまで様々要望をさせていただきましたけども、まずこの令和5年度における困難者対策、これにつきまして実施状況を伺いたいと思います。
○宮﨑危機管理担当課長 令和5年度の帰宅困難者対策につきましては、訓練を実施してございます。令和5年度につきましては、サンシャインシティ様に御協力をいただきまして、一時滞在施設の開設運営訓練を12月に行いました。
内容といたしましては、当日大きい地震が東京で発生したという想定で、鉄道等が止まっている中で、一時滞在施設の開設からその後の運営、閉鎖までの流れを確認いたしました。
また、池袋駅周辺混乱防止協議会のメンバーですとか、ほかの一時滞在施設の方などに参加していただきまして、28団体、174名の方の御参加をいただいたところでございます。
○辻薫委員 最後になりますけども、帰宅困難者対策は被害の規模や発生の時間帯、場所、季節によって違うのみならず、会社特性や地域特性によっても大きく異なり、一律のマニュアルが存在しない、こうした観点から、以前、私は帰宅困難者対策支援施設運営ゲーム、これKUGといいますけども、の活用を提案させていただきました。最後に、この実施状況について伺いたいと思います。
○宮﨑危機管理担当課長 KUGにつきましては、令和4年度にこの帰宅困難者対策の訓練として実施をしたところでございます。昨年度について今申し上げた形での訓練でしたので、KUGについては行いませんでしたが、今後、またその一時滞在施設の開設運営訓練を行う中で、KUGという手法も引き続き取り組んでいきたいと思います。