令和 7年予算委員会 3月17日 全部の補足③

消防団に対する支援

○島村高彦委員  長年、消防団に身を置いているもんでありまして、最後に、消防団に対する支援ということでお尋ねを申し上げます。

予算書の191ページ、消防団等運営助成関係経費889万7,000円、これはどんな事業でございましょうか。

○小嶋防災危機管理課長  主にでございますけれども、消防団への運営の補助ですとか、防火、防災協会ですとか、そういった協会への補助ですとか、そういった補助のお金が主な予算となっているところでございます。

○島村高彦委員  防火、防災協会なんかもそうということなんですけど、これ、消防団に対して、具体的に消防団のどこにどのように支給して、それがまた、どのような形で使われているのかというのは御存じでしょうか。

○小嶋防災危機管理課長  今、池袋、豊島、それぞれの消防団に約350万ずつ補助をしているといった形になっております。そういった中で、実際にどういったことに補助を使っていただいているかというと、団の団服ですね、そういったものの購入ですとか、資機材、あとは、格納庫維持等の予算、あと、消防団の福祉共済制度の掛金ですとか、あと、様々な審査会ですとか、そういったもののお金といった形の名目で補助をしているといったところでございます。

○島村高彦委員  ありがとうございます。消防団の一員として御礼を申し上げます。

入団してから5年ほど前までは、年に一、二回、特別につくるように、区の補助金の受皿として特別につくるようにということで、口座をつくったんですが、5年ほど前までは振込があったんですが、それ以降は一切ないということで、これは何でそういうふうになったんだろうというところがちょっと理由が分からなくて、お金目当てに消防団やっている人はいないので、その金額もまちまちでございまして、1万円ぐらいになるときもあれば、2,000円とか3,000円のようなときもあったりして、これは区からの補助金が各団員に支給されているということだったんですけど、これが5年ほど前になくなったというのは、どういう状態でなくなったんでしょうか。

○小嶋防災危機管理課長  ちょっと細かい経緯まで存じ上げないんですけれども、今、いわゆる給与的なものといったものについては、東京都のほうから出ているというような形になっております。そういった中で、豊島区として出しているといった団の運営経費ですとか、そういった形の中での予算上は変わってはいないんですけれども、ちょっとそういったところがなくなっていったといったところだと思います。

○島村高彦委員  消防庁から消防団を通して支給されるのは、これはもう決まった口座がありまして、区の補助金なんで、豊島区が当時、連携結んでいた銀行で口座をつくるようにと言われて、それが消滅したんですが、その辺は、そこから先は区が携わるようなことでもないという理解でいいんですね。分かりました。

それで、同じく、消防団と地域を結びつける取組が東京消防庁のほうで行われておりまして、消防団協力事業所表示制度というのがございます。これは、区の防災課のほうとしては御存じでしょうか。

○小嶋防災危機管理課長  細かいところは知らないんですけども、名称だけは知っております。

○島村高彦委員  これは、地域における事業所の社会貢献を広く広報し、地域からの理解を一層深めることを目的とした制度で、消防団活動への協力が社会貢献として認められて、それを公表するということで、地域社会への貢献のあかしを、その事業所にやるというところで、地域の事業所等と消防団の連携を広く表示をしていくというところでございまして、豊島消防署管内では7事業所が選定されております。池袋消防署管内では6事業所が選定されているんですね。この池袋消防署管内の6事業所の中で、小学校が4つございます。池袋第三小学校、要小学校、富士見台小学校、千早小、この4校が協力事業所として登録されているわけですが、何ゆえにこの4校であるのか、また、豊島消防署管内の中には小学校が登録されていないんですけども、これはどういう経緯でこういうふうになったのか、御存じでしょうか。

○小嶋防災危機管理課長  大変申し訳ございません。経緯につきましては、ちょっと分かってなくて、恐らく各学校にいわゆる協力を求めて、協力してくれたといったところなんじゃないかと思っております。

○島村高彦委員  この協力事業所制度の条件として、消防団の広報協力や消防団の訓練場所などの提供しているというのが条件の一つになっているんですね。恐らく、この4つの小学校はそうした協力をしたので、事業所制度に入ったんだと思うんですが、豊島消防署管内も例えば清和小学校なんかは訓練場所を毎年、長年にわたって提供してくださっておりますが、協力事業所にはなっていないというところで、こうした取組は、やっぱり地域と消防団を結びつけるという意味で、非常にある程度重要な取組だと思うんですけども、こういったものに区も関わっていただいたほうが、最終的には連携が深まるんじゃないかというふうに思っております。それで、そういったところを、ほかにも協力している事業者や学校があるんですが、これをさらに登録を消防庁に働きかけると、こういう取組を行っていただいたら、さらにいいのかななんて思ったりするんですが、その辺はいかがでしょうか。

○小嶋防災危機管理課長  確かに消防団の活躍といったものって、すごく大事なところで、特に発災後の活躍など、これから大きく期待していかなければいけないところだと思っております。そういった意味で、今、どうしても消防団の運営が消防署に多くを任せているところ、ちょっとあるところはあるんですけれども、そういったところを区のほうからも促すというのは有効ではないかと思っております。

○島村高彦委員  本区では消防団運営委員会を開催しまして、消防団、消防庁、さらには関係団体、そして、豊島区防災課と連携をした取組を行っているわけですね。そういった中で、やはり実質的なものにするためにも、もっと消防団の活動に関わりを持っていただきたいと。消防団というのは、入団動機は様々ですけれども、一つ言えるのは、やはり自分の地域には非常に関心を持って地域の防災、安全のために活動しているという点では共通しておりますので、実際の災害時の連携も含めて、消防団運営委員会で全体の方針について議論しておりますが、もっときめ細かく関わっていただきたいと思います。

それで、東京消防庁がこうした取組をやっているんですが、ほかにも、先ほど言いましたように、消防団に協力している事業所、あるいは町会が多々ございます。こういった団体に対して、区独自の協力事業所制度、あるいは、表彰の制度でもいいんですけども、そういった取組をしていただけると、さらにつながりが深くなっていくと思うんですが、最後に、いかがでしょうか。

○小嶋防災危機管理課長  ありがとうございます。確かに本当に消防団の活動というのは大事ですし、それを協力する事業者、あとは、地域の方というのはすごく大事なことになっていくと思います。その中で、どういった形で区が支援できるかといったところも含めて、先ほどの表彰制度のことも含めて、ちょっと考えていかせていただければと思っているところでございます。

○島村高彦委員  お願いします。