令和 7年予算委員会 環境清掃・都市整備( 3月 7日)

路面下空洞調査

○島村高彦委員 続きまして、道路整備と管理についてお伺いします。

先ほども細川委員からありましたが、今回の一般質問で我が会派の幹事長の根岸議員が路面下空洞調査について質問をいたしましたので、私も続いて質問をさせていただきます。

先ほどの答弁でも、一般質問の答弁でも、6年間かけて区道の全域の調査が終了したと、88か所の空洞を補修したということでございます。来年度、2回目の調査に入るというふうにお聞きしたんですが、それに当たって特に注意して取り組んでいこうとしていることについてお聞かせを願います。

○小堤道路整備課長  平成30年から6年間かけて、区内を6つに分けて調査をしてきまして、また来年度から新たに調査をスタートさせるというふうなところで今検討しているところでございまして、先ほどもちょっと話ししたんですけども、路線によってやっぱり空洞が出るところ出ないとこというのは少し色が今回6年間やってみて見えてきましたので、そういうので路線によっては3年に一遍、場所によっては5年に一遍、出ないところについては9年に1回、そういうふうに少しランクづけをして調査に当たっていくというふうな今計画をしているところでございます。

○島村高彦委員  ありがとうございます。本当に今回の八潮市の陥没事故を受けての緊急点検も速やかにやっていただいたということで、本当に長い期間をかけて道路を調査していただいているということに関しまして、小堤課長のおかげで区民も多くの来街者の方も安心して区道を利用することができるということで、本当にありがとうございます。

一般質問でもちょっとあったんですが、区道の多くは2メートル以内に下水道管が設置されているということでございます。本区の業者に委託している路面下調査というのは、通常では深さ2メートルまでを対象としているということで、それ以上の深さに下水道管があるということだと思いますが、2メートルより深いところに下水道管があるのは、区道の中で大体何か所、何メートルぐらいあるのかというのは掌握されているんでしょうか。

○小堤道路整備課長  延長としてはしっかりと正確には把握してございませんけれども、おおよそでございますけれども、3割が2メーター以上深さがあるというふうに把握してございます。いわゆる7割についてはそれよりも浅い位置にございますので、その分については、先ほど言った路面下空洞調査のほうで調査ができるといったような状況でございます。

○島村高彦委員  その3割の、30%の部分については、お答えでは東京都の下水道局の再構築工事などにより安全性の確保が図られると考えているというふうにおっしゃっておりました。この再構築工事というのは、いつ頃からどのくらいの期間をかけて行われるものなんでしょうか。

○小堤道路整備課長  今、下水道局さんのほうでやっている再構築でございますけども、環六から大体東側のほうが第1期の再構築エリアになっていまして、それが令和11年でほぼほぼ完了するというふうな予定になってございます。今現在で9割方は終わっているというふうに聞いてございます。

西側についてはそれ以降、第2期のエリアになりますので、令和11年以降そちらのほうに入っていくというふうに聞いてございます。

○島村高彦委員  分かりました。速やかにやっていただいているというふうに受け止めました。

ただ、工事するのが東京都ということで、この辺の情報というのは区のほうではしっかりと随時受け止められる状況になっているんですよね。

○小堤道路整備課長  近年は下水道局さんのほうが年に2回、事業の進捗というか、今こういうふうな取組をやっているよということで各区のほうに回っていただいて、その都度確認はさせていただいているというふうな状況でございます。

○島村高彦委員  分かりました。

ところで、道路の下、路面下には、下水道管のほかに電気やガス、あるいは情報ライン、情報網というんですか、などの設備もあるかと思うんですね。地震のときなどの災害時には下水道の陥没以外にもこうした設備も影響を受けることが想定されるんですけども、平常時における各事業者と区の安全管理についての情報収集、連携はどのようになっているのかお聞かせ願いたいと思います。

○小澤土木管理課長  下水道管以外にも、区道の下には御指摘のとおりライフラインの様々な企業の管が入っています。日常的には基本的には各企業が独自に耐震化工事ですとか災害に強い管路の整備というのは、下水さん以外の企業においてはおおむねできているという報告は受けておりますが、それでも膨大なライフラインの数量があるというところで、やはり不具合とかそういうのが随時出てまいります。その出たたびに区のほうに事前に修繕の計画書というものを随時出していただいて、しっかりと我々とコミュニケーション取りながら協議はさせていただいているような状況でございますので、情報はしっかりと我々としては受け止めているというふうに考えております。

○島村高彦委員  区道におきましては、そのように絶えず連携を図っているというところで、安心をいたしました。

それで、これは以前からずっと申し上げているんですが、今の場合は区道の話であって、国道や都道の状況ですね。当然ながら、歩いている人はここが国道だ都道だ区道だ私道だというのは気にしないんですよね。そのまま歩いたり車で走らせたりするわけですけども、国道、都道の状況について、日頃から区民に報告、あるいは区に報告でもいいんですが、求めてきたんですけども、今回の八潮市の件を受けての点検につきましては、区側からの確認によって国道、都道の点検・改修状況というのが報告されました。こういった大きな事故が起こる前、また今後国道、都道の状況について、報告は今までどおりいただけないんでしょうかね。

○小澤土木管理課長  区内であっても、御指摘のとおり区道以外に国道、都道があって、道路法の中で道路管理者がそれぞれ分かれていますので、基本的には各管理者の責任において、豊島区内の国道であれば国道事務所が豊島区内の国道の維持管理をしっかりやっているわけですから、基本的には各道路管理者の責任において行います。

情報提供というのも、例えば国道、都道の改良工事とかそういったものがあれば、道路法に基づく道路管理者間協議という形で我々のほうに情報がありますけども、ただ、ライフライン関係での状況の情報交換というのはちょっと今までやったことがないというところもございますので、ちょっと新たな視点ということで今後の都道、国道とも協議することが多々ございますから、そういった中でちょっと我々のほうからもお話はしてみたいというふうに思っております。