18H30年予算委員会 福祉衛生費 ふま議員( 3月 6日)

ロタウイルス等ワクチン接種助成

○ふまミチ委員  おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。

私のほうからは、ロタウイルスワクチンの接種助成について質問させていただきたいと思います。念願の公費助成がかない、本当にうれしく思っております。我が会派からも長年要望させていただいておりましたし、昨年も根岸議員の一般質問でも公費助成の要望をさせていただいておりました。本当に子どもたちの健康、そして子育て世代の親御さんの経済的負担を軽減できるということで、このロタウイルスワクチンの助成を新規事業に入れていただいて、大変にありがとうございます。

まず初めに、この助成内容をお聞かせください。

○石丸健康推進課長  助成内容でございます。このロタウイルスワクチンは2種類のワクチンがございまして、1種類目は2回の接種、もう一つは3回の接種、それぞれどちらかを接種するというものでございます。助成内容でございます。平成30年4月1日以降に出生した乳児を対象としておりまして、生後6週から接種することができます。

1人当たりの助成金額でございますが、合計1万2,000円までとしてございます。その内訳でございますが、2回接種を行うロタリックスにつきましては、1回当たり6,000円、これを2回までということで、合計1万2,000円まで、またロタテックという3回接種のものにつきましては、1回当たり4,000円、これを3回までということで、同じく合計1万2,000円までという内容になってございます。

○ふまミチ委員  わかりました。それで、今回委託料が、接種率の75%というふうに聞いております。その場合ですね、その対象者が何名いて、その中で何名ほどになるのかお聞かせください。

○石丸健康推進課長  1年間に2,073名の方がお生まれになるということを仮定いたしまして、それを12で割りますと、一月当たり172人、それが5月からの助成開始ということになりますと、11カ月分ということで、1,892人が対象となります。その中で75%の接種率としますと、合計1,419名ということになります。

○ふまミチ委員  今までは、自費で皆さんも接種されているかと思いますが、いつもはどのぐらいの方が接種されているのか、おわかりになれば教えてください。

○石丸健康推進課長  これは任意接種でございますので、正確な数字というものを把握することはちょっと難しいところがございます。ただ、厚生労働省のほうで、ネット調査を数年前にしてございまして、そのときには6割から7割ぐらいだったかと記憶してございます。

○ふまミチ委員  6割か7割ということは、残りの方は接種されていないということになりますと、今回この助成が本当に皆様、お子様方の健康を守るためにもすばらしいことなのかなというふうに思っております。

それで、この接種するに当たり、どのような手順を踏むのかをお聞かせ願えればと思います。

○石丸健康推進課長  私どもが想定しております方法といたしましては、対象となるお子さんに、個別に予防接種票の予診票というものを配送しようと思っております。それによりまして、対象者の方皆さんに確実な周知ができるということでございます。この予診票を医療機関に持っていっていただきまして、それをもとに医療機関で接種をしていただき、またその接種が終了いたしましたら、その予診票の写しを医師会で取りまとめていただきまして、保健所のほうにまた送っていただくと。そこで助成金の、それがその申請ということになるという流れでございます。

○ふまミチ委員  その予防接種の予診票が配布されるということですが、今回2回接種と3回接種ですけれども、その2回ですとか、3回ですとか、1回でいいのかと、そこら辺が何か決まっていれば教えていただけますか。

○石丸健康推進課長  今回、予防接種の種類によりまして、お一人2回接種する場合と3回接種する場合がございます。万が一、2回接種するワクチンを接種した場合に、3回目の予診票が余ってしまうという形になります。時々、その3枚目があるということで、間違ってまた親御さんが、もう一回接種できると思って医療機関に行ってしまうことがあるということで、それに対して、そういったミスが起きないように、私ども今、印刷会社さんに尋ねておりまして、3回目、こちらのワクチンであれば接種できるけれども、こちらのワクチンは接種できないというような、何かうまい方法がないかということで、今、相談中でございます。

○ふまミチ委員  そうですよね、間違いがあったら大変なことだと思います。

その2回接種、3回接種なんですが、この医療機関によって、2回分、2回接種と3回接種のワクチンがあるのかどうかとか、それとか、その2回接種、3回接種は、先生、お医者さんが決めるのか、親御さんが決められるのか、ちょっとそこら辺のことを教えていただければと思います。

○石丸健康推進課長  そこのところも、実は私どもまだ十分把握できてございません。一つの医療機関に2種類使えるようにしている機関も、もしかしたらあるかもしれませんし、片方だけ採用している医療機関もあると思います。またそういった中で、例えば親御さんが、ぜひこちらを接種したいという御希望が、やはり強いものがあるんであれば、あらかじめ医療機関に問い合わせていただきまして、それで、それが接種できる医療機関に行っていただくという形になるのかなと。またもちろん、小児科の先生から御説明を受けた上で御判断されるというようなことかと思います。

○ふまミチ委員  わかりました。本当に間違いが起きてはいけないものでございますし、その予診表を出すときとかに、何かそういった丁寧な説明をしていただければというふうに思っております。

それで、あと、先ほど対象者が、平成30年4月1日以降に出生した乳児とありました。ですが、勘違いをされて、4月1日から助成され、4月1日からもう接種できるというふうに思われる方もいらっしゃるかなと思うんですが、できたら4月1日接種がいいのかなとかとふと思っちゃったりもしたんですけど、そこら辺はどうお考えでございましょうか。

○石丸健康推進課長  今回、平成30年4月1日以降に出生した乳児を対象といたしました。私どもが新規事業を開始するに当たって、まず大切なことは、この予防接種の実施体制がしっかり、まず整備されるということがひとつ大事かと思います。

もう一つが、十分な周知、案内の周知が大切かと思ってございます。実は私どもも、さまざま検討をいたしましたけれども、他区で既に助成をしております区をちょっと研究いたしますと、三つのパターンが実はございました。一つは、新年度早々に助成を開始し、また対象者もワクチン接種可能な週齢にある方全てという、恐らく今、委員がおっしゃられたようなやり方だと思うんですけれども、この方法ですと、多くの乳児が接種できるメリットがある一方、まだ予算計上の段階で、まだ議会の審議を経ていないにもかかわらず、前年度中に案内を周知するという必要があるということで、これは私どもとしては問題があるというふうに考えておりました。

また2つ目の方法としては、新年度に入った後に、案内の周知や体制の整備に3カ月間かけまして、助成開始を7月とする、これは品川区がそのようにしてございました。この場合、対象者は7月より前に生まれた方も対象としておりますけれども、ただ、この方法ですと、対象者が7月まで接種を待ってしまう、本来であれば5月、6月に接種を開始できるのに、7月まで待ってしまうということが懸念されるということでございました。

それで、3つ目ですが、私どもが採用している方法、4月1日生まれ以降の乳児を対象とする、これは中野区がそのようにしてございます。この方法を採用することにより、先ほど申し上げました個別に予診票を対象者に送付できるということで、確実な周知が図れる。また、接種は早い方で5月の中旬に開始できるということ。また、その予診票を回収することによりまして、接種履歴が確実に把握できるなどのメリットがあると判断いたしました。やはり今の段階で4月1日以前に生まれた方も対象とした場合、周知の不徹底ですとか予診票の扱い等の検討に時間がないということで、体制整備の準備に時間を要すると、かえってその助成開始時期がおくれたりですとか、準備不足による人的エラー、周知不足による不公平感が生じる可能性があると考えまして、現在お示ししている案が最も現実的であると考えてございます。

○ふまミチ委員  るる理由をお聞かせ願ったんですけども、本当に周知の徹底というのが、なかなか、期間がもう3月ですし、厳しいのかなというのはわかりました。

本当に新しい制度を開始するということは、本当にさまざま、いろんな課題があるかなとも思っております。また、どこを対象にするのかしないのかというものの境界線が引かれるのも本当によくわかりますし、不公平を感じられる方がおられるということもわかりますが、何かその4月1日と出て、書かなきゃいけないんでしょうけど、出てしまっている以上、どうしてもそのような方がふえるのかなというふうに思っておりますので、何か考えられることがあれば、もう一回検討していただけないかと思いますので、どうぞ、そこはよろしくお願いしたいと思っております。

先ほども課長が言われたように、都内でまだ4区しか行っていないこのロタワクチンの助成事業でございますが、本当に豊島区も、本当に共働き・子育てしやすい街ナンバーワンというふうになっております。この2連覇に向けて、この追い風の事業になるかと思っておりますので、本当に短い期間ではありますけども、力強く推し進めていただきますようどうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございます。以上でございます