令和 2年予特委員会 3月 3日 議会・政経・総務費

庁舎駐輪場・安全・安心防犯パトロール・わんわんパトロール

○ふまミチ委員  ふまでございます。どうぞよろしくお願いをいたします。

私からは、区民の皆様の身近な声を中心に質疑をさせていただきます。

決算特別委員会に続き、庁舎駐輪場についてお伺いいたします。

庁舎の駐輪場は来庁者が最初に利用する施設であり、そして、その設備やサービスが区のイメージを左右する場所というふうに言われております。決算特別委員会では、混雑の状況や対応について伺い、混雑緩和に向けの見直しの検討などを要望させていただきました。その後の状況や方向性について質疑をさせていただきます。

まず、改めて庁舎駐輪場の収容台数と開設時間を教えてください。

○田中財産運用課長  庁舎の駐輪場でございますが、西側の入り口に2階層で設置をされております。まず、1階部分は台数が200台、こちらは一般用で権利区分は住宅以外の区分所有者の方で共用する非住宅共用部分でございます。また、地下1階部分は、こちらは収容台数150台、こちらの用途は、職員の公用、また通勤用で、権利区分につきましては庁舎占有部分でございます。なお、1階が一般用の駐輪場でございますが、こちらは来庁者の方、区議の方のほか、店舗、クリニック、保育園利用者等の共用となります。入出庫の可能時間でございますが、いずれも午前7時から深夜0時までということでございます。

○ふまミチ委員  自転車の利便性が見直されていますけれども、利用者がとてもふえている状況かと思います。ここ数年の駐輪場利用者の状況をお聞かせ願えますか。

○田中財産運用課長  閉庁日を含む1日平均の利用台数で申し上げますと、庁舎移転初年度の平成27年度が258台、翌年28年度が263台、その翌年の29年度が281台、平成30年度が301台、本年度が速報値でございますが、311台ということで、年々増加傾向にございます。本年度の利用台数を庁舎移転の初年度と比較しますと、約20%増ということでございます。

○ふまミチ委員  駐輪場の利用者が本当に増加傾向にあるということでございます。

利用者がいっぱいいらっしゃるということが主因と考えられますけれども、それ以外の要因が何かあるのか、わかれば教えていただけますか。

○田中財産運用課長  本年度に入りまして、20日程度、入庫待ちの渋滞を確認しておりまして、駐輪場御利用者の方には、大変御迷惑をおかけしております。混雑の傾向といたしましては、センタースクエア、また、庁舎5階の比較的大型な会議室等で、一般の方を対象とした大規模な催事、また、出先職員の集合研修等が行われる際に、その開催時間に合わせまして利用が集中して、入庫待ちとなることを確認しております。また、車体が大きくて、比較的重量がある電動自転車、電動アシスト自転車ですね、こちらの割合が、こちらで確認したところは全体の4割程度までふえておりまして、こちらのほうも混雑の一因というふうに考えております。

○ふまミチ委員  20日間も入庫待ちということもあり、そしてまた、電動自転車が4割もあるということでございます。

本当に電動自転車は2段式のラックには乗せられないというふうに思いますけれども、現在、混雑した場合、スタッフの方が駆けつけて対応していただいているのは、承知をしておりますが、現在の対症療法ではちょっと限界があるのかなというふうに思いますが、何かお考えになっていることがあれば、教えていただけますか。

○田中財産運用課長  年度末から来年度初めにかけまして、大きく2点の対応を講じる予定でございます。1点目といたしましては、4月から駐輪場の管理人、管理者ですね、こちら、要員を増員する予定でございます。現在ある管理組合を通じまして、シルバー人材センターのほうに委託をしておりますけれども、こちらの配置図を現在の常時1名、ほかに放置自転車管理要員が1名ございますが、こちらから常時2名、プラス、放置自転車の管理要員が1名ということで、1名の増員を図る予定でございます。また、2点目としまして、ハード面の整備を行う予定でございまして、こちらは、ラック下段の間引き工事というものを行いたいと考えております。構造上、上段のラックに格納するためには、下段ラックのスライド移動が必須になっておりまして、ただ、下段ラックが満車、また、密になった場合には、そのラックの移動ができないと、要する上段のラックを下におろすことができないという状態になります。

また、今、委員に御指摘いただきましたとおり、電動アシスト自転車の場合は、下段ラックのみの使用可能ということでございまして、こちらのスペースもとる形になります。これらによりまして、上段利用率が低下をすると。その結果、入庫待ちの渋滞が発生するというふうに分析をしておりまして、今回、電動アシスト自転車の外寸に合わせまして、下段ラックの間引きを実施いたします。こちら、全体の使用台数は200台から182台、18台減となりますけれども、その分、上段の利用が進みまして、使用時間の短縮が見込めるというふうに考えております。こちらの間引き工事につきましては、明日、早速実施をする予定でございます。

○ふまミチ委員  今の段階ではすごく使いにくいということは、再三申し上げていたと思うんですけども、間引き工事をしていただいた上で使いやすくなるということは、本当によかったなというふうに思っております。

それで、増員をするというお話でございますけれども、シルバーさんが今いていただいて、そして、また、もう一人増員ということで、その増員される方が2段式のラックに、そこに、また補助というか、していただけるわけだと思うんですが、結構、私もこの前、2段式のラックを使おうと思いまして、下げてみました。結構力が要って、ちょっと私も軽く考えていたので、片手でやろうかなって思ったら、全然下がらなくって、とても困難だなというふうに思いましたけれども、このシルバーさんがそれをやるということは、結構力が要るのかなと思ったんですけども、そこら辺のこと、やりやすい方法とか、何かそういったものがあるのか、教えていただけますか。

○田中財産運用課長  現状、ラックに段差があるという、角度ですね、こちらがあるということは承知をしております。今、委員に御指摘いただきましたとおり、格納する上では、力が必要だということは、御指摘のとおりでございます。シルバーさんのほうには、場合によっては2人がかりでも、そちらのほうの支援ということをお願いしております。これまで、原則、シルバーさんのほうには、シルバーさんのほうの御事情で、御自身でラックに格納いただくことを原則としておりましたけれども、今後は積極的に利用者の方の支援というものをしていただくように、この点は合意をいただいております。

○ふまミチ委員  シルバーさんが手伝っていただけるというのは、本当にありがたいことだと思いますので、事故のないように、そして、また何かシルバーさんがけがをしないように、何か方法というか、事前の準備とか、勉強とか、いろんな研修だとか、いろんなことをやっていただけたらなというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

今回、増員と改修工事がございます。経費がどのようになるか、ちょっとお聞かせ願えますか。

○田中財産運用課長  経費でございますが、管理要員の増員につきましては、年間400万円程度、また、ラックの間引き工事、これは単発の工事でございますが、こちらは6万円程度ということでございます。

○ふまミチ委員  本当に利用者の利便性を考えると、一定の経費が出るということはやむを得ないのかなというふうに思います。

今駐輪場のほうも、収入もあるかと思います。管理組合のほうに入るのかと思いますけれども、ちょっとその辺を教えていただけたらと思います。

○田中財産運用課長  少し使用料の流れは複雑になっておりまして、駐輪場につきましては、管理組合が施設全体を駐車場の管理運営会社、タイムズ24さんなんでございますが、こちらに貸し付けております。したがいまして、利用者がお支払いいただきました使用料につきましては、貸付先の収入となります。一方、施設の貸付料は、財産の持ち分割合に基づきまして、管理組合から区及び、また、その他の区分所有者に分配がされるという仕組みでございます。これは駐輪場だけではなくて、自動車の駐車場も同様でございます。平成30年度決算では、この駐車場、駐輪場合わせまして3,000万円程度の貸付料の分配金を受けております。一方で、来庁者に対する無料処理分というものがございまして、駐輪場の場合は当初3時間でございますが、こちらは区が負担しておりまして、これが先ほどの金額とほぼ同額でありますことから、ほぼ収支均衡という状況でございます。

○ふまミチ委員  決算特別委員会で質疑をさせていただきまして、また、この予算特別委員会で、今いろいろと御返答いただきました。いろいろと対応を即座に打っていただきまして、本当に感謝を申し上げるところでございます。今後も今まで以上に駐輪場の利用者が増加するかもしれませんので、その都度、柔軟な対応の見直しをしていただけますよう要望させていただきます。そして、来庁される全ての人にとって、安全で快適に利用いただける庁舎であり続けますように、今後とも管理、運営のほど、よろしくお願い申し上げます。

安全・安心防犯パトロール

○ふまミチ委員 続きまして、今度、安全・安心防犯パトロールについてお伺いいたします。

本区では、区民や地域、環境浄化団体様との連携をして、駅周辺の環境清掃活動や夜間の防犯パトロールや、小学校の下校時の児童の見守りとか、活動が行われております。そこで、予算書で見ますと、安全・安心パトロール経費が730万2,000円ついています。その内容をちょっとまずお聞かせ願えますか。

○澤田治安対策担当課長  安全・安心パトロール経費になりますが、予算額として、730万円となっております。内訳としては、重要政策補助金、これは区内3警察署、3防犯協会、組織犯罪の根絶協会等に対する補助金ということで約390万円、自動通話録音機の購入費として220万円、毎年10月に行われます地域安全運動豊島区民大会で50万円、あとは、パトロール資機材として、34万円程度予算をつけてございます。

○ふまミチ委員  そこで、今、本区では、町会が環境浄化団体ですか、防犯パトロールを行っていると思います。そういった団体が幾つあるかというのがわかれば教えていただけますか。

○澤田治安対策担当課長  区が主体となっている5つ環境浄化推進委員会ほか、多くの町会、PTAの皆さんが自主防犯パトロール活動を行っていることは把握してございますが、パトロール自体、その活動自体、特に届け出等はございませんので、正確な数字というのは、本区では把握はできておりません。ただ、本区はパトロール資機材の要望があった際に、それを貸与するということで、その数、団体の数並びに本区が補助制度を活用して、町会の方々が設置した防犯カメラ、これについては、その補助の条件として防犯活動を行うことということが記載されてございますので、そういった団体の数、こちらのほうは把握してございます。

○ふまミチ委員  今カメラをつけていただいております。そのときの町会さんは、防犯パトロールをするという上でつけていただいているということがわかりました。

私どものほうにも個人的にパトロールをさせていただきたいという方がいらっしゃいます。そのときには、区のほうに御連絡をしていただいて、腕章とか、あとベストですか、ああいったものを借りながらやっていただいているんですが、そういった場合、個人で防犯パトロールしたいという方がいらっしゃった場合、区のほうはどのような対応をされているのか、ちょっとお聞かせ願えますか。

○澤田治安対策担当課長  当課の窓口のほうに相談に来られた際にパトロール活動を行っているということを把握した上で、課のほうに、防犯パトロール資機材ストックがございますので、そちらのほうを貸与するという対応をとってございます。

○ふまミチ委員  先ほど登録とかはしていないのでということでございましたので、掌握がどこまでというのが、なかなかできないかと思います。

それで、先日、地域で犬のお散歩をされている方がいらっしゃいまして、その方から、所沢市や他区では、犬の散歩をしながら地域の防犯パトロールをしているのよというお話がございました。豊島区も以前にわんわんパトロールというんですか、というのが自主的にやってくださっている方という方もいらっしゃったというふうに伺っておりますけれども、今豊島区では、区のホームページを見ても載っていないということは、区の申し込みとか、登録とかというのはないかと思いますが、他区の状況がわかれば教えていただけますか。

○澤田治安対策担当課長  委員おっしゃるとおり、本区では、わんわんパトロールに特化した、特にそういった施策は行ってございません。他区の状況ですが、23区においてわんわんパトロールを支援しているという、そういった施策を行っているのは7区ございます。

○ふまミチ委員  7区あるということでございます。

私もいろんなパトロールを皆さんからちょっとお聞きしたときに、犬のお散歩のわんわんパトロールだけではなくって、ジョギングですか、ランナーズパトロールとか、お散歩パトロールとか、いろんなパトロールがあるというふうに伺っております。全ての区民の皆様が地域の見守り活動をしたいということで、自主的にやられている方もいるかと思います。そういった自主的に区民の皆さんがやってくださっていることが、本当に地域の大きな犯罪抑止力になるのかなというふうに思うんですけれども、何か豊島区でも、このわんわんパトロール、また、もしくはランナーズパトロール、いろいろありますけども、何かこういったパトロールをやってくださっている方に支援とかをしていただけたらと思うんですけども、ちょっと御見解をお伺いしてもよろしいでしょうか。

○澤田治安対策担当課長  委員おっしゃるとおり、さまざまな活動をされている方が、さまざまな場面において防犯活動をされる、いわゆるながら見守り活動というのは、積極的に進めていく必要があると本区にとっても認識してございます。今後につきましては、現在パトロール資材というのを購入してございます。その中に、現在は、購入しておりませんが、わんわんパトロールで使うような、例えばお散歩するバックだとか、リード等、もしくは、ランナーが走る際に防犯とつけた、こういった腕章をやっている区もあると聞いてございますので、そういった資材の購入についても今後検討していきたいというふうに考えてございます。

○ふまミチ委員  ぜひともやっていただきたいと。先ほどの友人ですけれども、こういうことがあれば、ぜひやらせていただきたいというふうに言われておりますので、お願いをしたいと思います。そして、また、ホームページもやっていますよということも載せていただけたらというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。

本当に区民の皆様に御協力いただきまして、この豊島区の安全・安心のまちづくりをまた推進していただきますようによろしくお願いして、私の質疑を終了させていただきます。