平成26年決算委員会 此島 10月 9日 福祉衛生費
都市型軽費老人ホーム、都市型ケアハウス
○此島澄子委員 私は、決算参考書211ページをお聞きしますのでよろしくお願いします。特別養護老人ホーム2カ所の完成が間近になりまして、いろいろ大変でしたから、関係当局のこれまでの御努力に敬意を表する次第でございますけれども、いよいよ27年オープンということで、住民の方たちも近くにできるものですから入れるのかしらと元気な人まで言っているような状況で困ったものだなというふうに思いますけれども、2カ所できるということは大変喜ばしいことだと思います。
入所者の利用料金についてなんですけれども、軽費老人ホームもあります、ケアハウス千川の森というのは、例えば国民年金の所得だけの場合ですと大体幾らぐらいになりそうでしょうか。
○常松福祉総務課長 都市型軽費老人ホーム、都市型ケアハウスというふうに言われているものでございますけれども、非常に所得の少ない方ですと11万円台かなと思っております。最も少ない方を想定いたしますと11万2,800円ぐらいで、あと年金の額等によって今御指摘のとおり値段が少しずつふえていくという状況でございます。
○此島澄子委員 そのくらいの値段で入れると本当に幸せだなというふうに思いますけれど、あと一方の地域包括の、小規模多機能型サービス施設というのは大体東側に固まっているかなと思うんですけれども、その動向はいかがでしょうか。
○常松福祉総務課長 現在、上池袋と池袋、そして今、駒込に計画が進捗中で、今2つございまして、もう一つできますので来年には3つになるかなと思っております。
○此島澄子委員 ああいった施設が近くにあると本当にありがたいわけですけれども、地域包括の一番基本となるこの住まいにつきましては、高齢者の住まいの考え方もアンケート結果を見ますと、本当に最後まで住みなれた場所で暮らしたいと考える方が圧倒的に多かったわけでございますので、こういった施設整備と合わせて私どもは提案してきたのがサービスつき高齢者住宅、これが期待されるわけですけれども、今やっています24時間定期巡回サービスとか、随時訪問サービスの推進と合わせて、このサービスつき高齢者住宅の整備を進めるべきだというふうに考えるわけですけれども、保健福祉部としてはどのようにお考えなのか、伺います。
○常松福祉総務課長 御指摘のとおり、今、国のほうで進めております地域包括ケアシステムという考え方の中で最も中心となりますはやはりこの住まいが前提であるというような考え方かと思っております。住まいを前提といたしまして、そこに介護や医療、そして生活支援、あるいは介護予防といったようなものも含めて成り立っていくだろうと考えております。そうした住宅施策も含めた取り組みにつきましては、都市整備部住宅課のほうと常々意見交換をさせていただいております。豊島区におきましては椎名町に1つ既にサービスつき高齢者住宅といったようなものがございまして、あと東池袋五丁目に現在建設中というふうに聞いているところでございます。
○此島澄子委員 この前広報見ていたら、広報でも事業者を募集していたかなというふうに思うのですけれども、今まであるサ付き住宅は高額なものですからなかなか住めないと、入居できないという声があるんですけれども、その辺の、ここで聞いちゃうと大変ですけれど。
○常松福祉総務課長 例えば椎名町の1LDKのプランでございますと、敷金が3カ月分、そして仲介手数料がございまして、初期の費用といたしまして89万円ぐらいというふうに聞いております。お住まいになる方の財力というか、経済的な状況にもよるのかなというふうに思いますけれども、ここに加えてサービスの利用料というのがかかって、介護サービスの利用料というのがかかってまいりますので、どなたでも入れるという施設ではないのかなというのは御指摘のとおりかなというふうに思っております。
○此島澄子委員 どなたでもというよりもなかなか入れないということで、基本となる住まいについてはそういった多くの方が入りやすいような環境整備に極力取り組んでいただきたいなというふうに思います。