平成29年第4回定例会一般質問 公明党 根岸光洋

「誰もが安心して住み続けられる豊島区を目指して」
2017H29.11.21登壇

私は、公明党豊島区議団を代表して「誰もが安心して住み続けられる豊島区を目指して」と題して

1.観光施策について 2.健康と福祉施策について 3.教育課題について 4.その他として、大塚駅周辺の整備について一般質問を行います。

1.観光施策について

1番目の質問は観光施策についてです。

はじめにシェアサイクル導入について伺います。シェアサイクルについては今年2月の第1回定例会で商店街の空きスペースを活用して商店街の活性化にもつながるような検討をしてはどうかとの質問をしました。

その時に参考事例として、香川県高松市のレンタサイクル事業を紹介しました。視察した瀬戸内国際芸術祭の移動手段として、高松市内では主としてコミュニティバスとレンタサイクルを活用していました。瀬戸内海の島々へのフェリーにもレンタサイクルが持ち込まれていました。点在する瀬戸内国際芸術祭の展示箇所を回るには大変便利だと感じました。そこで質問します。本区でもレンタサイクル事業に取り組んだこともあると伺いましたが様々な課題により廃止されたそうです。その当時の実施状況と廃止に至った課題はなんだったのか伺います。現在では放置自転車対策とあわせて駐輪場整備も大きく進んでいます。区内の駐輪場を活用してはどうかと思い確認したところ、駐輪場の稼働率が高く難しいとのことでした。何十台も置くことは難しいにしても数台とか可能な範囲で駐輪場の空きスペースを活用したシェアサイクルの導入を検討してはどうかと思いますがいかがでしょうか。また、前回の一般質問でも提案した、商店街の店舗前などに駐車スペースを設け、店舗での飲食代やお買い物の割引をするなどのサービスと組み合わせて導入してはどうかと思いますがいかがでしょうか

今年の1月時点でのシェアサイクル事業の実施区は23区で、4区だけでした。現在では千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、渋谷区の7区が自転車シェアリング広域実験を行い、10月1日からは7区すべてで自転車の貸出・返却が可能になっています。駐輪できるポートは駅、公園、スポーツ施設などの公共施設の他、ホテルやビルなどの民間事業者、大手コンビニチェーンなどに設置しています。この7区以外でも、3月25日大田区、10月1日練馬区、10月18日品川区が区内のみとなりますがサービスを開始しています。そこで質問します。増加する観光客に区内の観光スポットを十分に堪能して頂くとともに豊島区の魅力を世界に発信し、さらにはリピーターとしてもまた訪れて頂けるよう、シェアサイクル事業導入の検討をご提案しますが区のお考えをお聞きかせください。

次にWi-Fi整備について伺います。本区のこれまでの取り組みにより拡充してきたWi-Fi整備について現在の整備状況をお伺いします。また今後のWi-Fi整備についてはどのように進めていくのかお伺いします。

Wi-Fi整備とともに携帯電話等の充電器の設置を望む声も多く聞かれます。充電器についても設置できる方法がないかご検討をお願いいたします。

次に観光ボランティアについて伺います。豊島区では、「国際アート・カルチャー都市構想」をかかげ「マンガ・アニメの聖地」「演劇・美術のまち」「ソメイヨシノ発祥の地」「雑司が谷の未来遺産活動」など区の魅力と多様な取り組みを世界へ発信しています。観光施策はまさに喫緊の課題であると考えます。本区の観光協会では、「外国語観光ボランティアガイドの会」が来日外国人の対応に活躍しています。案内の参考となる資料を個人で作り来日外国人をおもてなししようと努力している方もいると伺いました。また、区内の重要スポットの案内役のみならず、切符の払い戻し方法まで教示できるボランティアガイドは外国人旅行者にとって大変ありがたい存在であり、本区のインバウンド施策として大きな効果をもたらすことが期待されています。現在、区内の外国人向けのボランティアガイドの活動状況について区が掌握しているものをお伺いいたします。また、今後の外国人ボランティアガイドの活動については、積極的な支援が必要です。区のお考えを伺います。

観光施策についてのまとめとして、国際アートカルチャー都市として、東アジア文化都市の開催地として今後、観光施策をどのように展開をしていくのか区のお考えを伺います。

2.健康と福祉施策について

次に、健康と福祉施策のうち認知症サポーター養成について伺います。

昨年の第1回定例会一般質問で認知症サポーター養成講座の拡充とその講座の講師となるキャラバンメイトの増員を提案しました。区は独自の制度としてキャラバンメイトの育成に取り組んだ結果、今年2月の講座で新たに38名の方がキャラバンメイトになりました。担当課のご努力を高く評価させて頂きます。先月、その新たにキャラバンメイトになった方による認知症サポーター養成講座が、大塚の地元企業であるパナホームさんの1階にあるビューノプラザ大塚で開催されました。講師役のキャラバンメイトさんは福祉に携わる関係者ではなく、日ごろから地域の為に何か役立つならばと様々な活動をしている方でした。福祉の専門家ではありませんが歌やトークをまじえての認知症セミナーは大変良い取り組みであったと思います。そこで質問します。その他のキャラバンメイトさんによる講座開講の状況や課題等について伺います。いずれにしても認知症は身近な課題であり、誰もが関わることとして一人でも多くの地域の方が関心を持ち取り組んでいけるよう区の支援を望みます。今後の認知症サポータ養成講座の取組みとキャラバンメイトが積極的に活動できるような支援について区のお考えを伺います。

次にロタウイルスについて伺います。豊島区の子育て施策は他区と比べても産前、産後、就学前ときめ細やかに手当されていて大変充実しているとの声が子育て中の若い世代から上がっています。その上で、ワクチン接種で、子ども達が健康に成長でき、しかも予防医療を行うことで医療費の削減効果も発揮され、あわせて子育て世帯の共働きする親たちの負担も軽減できるという効果もふまえてロタウイルスワクチン接種助成についてお伺いしたいと思います。ロタウイルスは5歳未満の乳幼児がごくわずかなウイルスが体内に入るだけで感染してしまいます。この感染力の強いウイルスは乳幼児においては下痢、嘔吐、発熱、腹痛を引き起こします。感染しても特殊な薬や治療がなく対症療法でウイルスが体外に出るのを待つだけです。子どもには大変に苦しい病気と言えます。また、脳炎、脳症など重篤な神経系合併症を起こすこともあり、日本における小児の急性脳炎、脳症のうち4%がロタウイルスによるもので、インフルエンザ、突発性発疹症(ほっしんしょう)の次に多いとされています。子どもたちの大切な未来を奪う病気です。接種するワクチンは3万円もかかり、子育て世帯には大きな負担となります。2017年7月現在、全国で267の自治体が半額もしくは全額助成をしています。東京都では中野区、杉並区、渋谷区、品川区が助成をしています。財源面については平成30年度から廃止となる「国民健康保険減額調整措置」で確保されるものを子育て支援として活用できるとも聞いています。是非来年度平成30年度からロタウイルスワクチン接種の公費助成を豊島区としても導入できるよう強く要望致します。区の見解を伺います。

次にピロリ菌検査について伺います。20代への検査導入をはじめ区の取り組みは高く評価しています。そこでまずこれまでの受診率の推移と受診率を上げるための取り組みについて伺います。また来年度からは内視鏡検査も導入することが検討されていると伺っています。これは50代以上の方を対象とすると聞いていますがこれまでのバリウム検査とどう組み合わせていくのか現在の検討状況と課題等があればお聞かせください。これまでも若年層のピロリ菌検査については、他の自治体でも実施されている中学生の検査についても導入を提案してきました。様々な課題があることも承知していますが若年層の受診率向上への取り組みとして、年齢層の拡充を重ねて要望しますが区のご見解はいかがでしょうか

3.教育課題について

教育課題について伺います。はじめに教員の働き方改革について伺います。8月29日、中央教育審議会初等中等教育分科会、学校における働き方改革特別部会は「学校における働き方改革に係る緊急提言」を発表しました。そこには教員勤務実態調査から、教職員の長時間勤務の実態が看過できない状況であり、授業改善をはじめとする教育の質の確保・向上や社会での活動を通じた自己研鑽の充実の観点からも、学校教育の根幹が揺らぎつつある現実を重く受け止めるべきであり、「学校における働き方改革」を早急に進めていく必要があるとしています。また東京都教育委員会は11月9日教員の長時間労働を減らすため「在校時間を週60時間以下に」などとする働き方改革の案を報告しました。タイムカードで在校時間を正確に把握したり、一部の業務を教員以外に任せたりして、労働環境の改善を図りたいとしています。これに先立ち行われた勤務時間の実態調査では、厚生労働省が労災認定の目安とする「残業月80時間」に相当する「在校時間が週60時間」を超える教員が、小学校で37.4%、中学校で68.2%、高校で31.9%、特別支援学校で43.5%いることが判明しました。これを受けて「平日の在校時間は11時間以内」「土日のどちらかは必ず休む」といった方針を示し、ICカードを利用した在校時間の管理システムの導入などを改革案に盛り込んでいます。全国的に広まっている部活動への外部指導員導入を促進するといった案も示されました。こうした教員の長時間労働の実態について教育委員会はどう考えているのかお聞かせください。また本区の教員の労働時間の実態はどうなっているのか合わせてお聞かせください。

また具体的に長時間労働をせざるを得ない原因はどこにあるのかお聞かせください。

豊島区ではモデル的に副校長2人体制をとる学校がありますが、導入の経緯と効果、そしてこうした長時間労働の解消にもなっているのかをお聞かせください。

次に、教員の働き方の中で、特に部活動の指導についてお尋ねします。教員の働き方改革の一つとして土日いずれかを必ず休むようにとあるが、部活動を指導している本区の教員の土日勤務の実態はどうなっているのかお聞かせください。また、今後土日を必ず休むように方針が示された場合は、実態として教員は休むことができるのかまたその補填として外部指導員を活用するにあたり経費等相当かかると思われるが教育委員会としては今後どのように取り組んでいくのか現段階での見通しと課題があればお聞かせください。

私の姪っ子は、教員として採用されて初めての勤務地が本区の小学校でした。学校行事の前はもちろんですが毎日帰宅時間は遅く、また、翌日も朝早く出かけていました。教員の資格があるとはいえ社会人としてはまったくの未経験、児童との向き合い、学級の運営、年上の保護者との対応など大変なストレスを抱えているように見えました。おかげさまで学校長はじめ指導していただいた先輩教員に励まされてなんとか職務を果たせていたようです。過日の新聞に、「小中の教諭 高ストレス」との記事がありました。文部科学省が教員の落ち着きのなさや気分の落ち込みなど6項目を数値化し役職ごとの平均値を算出したものです。小中学校ともに校長は3点台、副校長は4点台に対して意外にも教員は頭痛や血圧上昇などの影響が出る恐れのある5点を上回った結果がでたとのことです。1週間で75時間以上働く教員は6点を超えていました。多忙な教員が抱えるストレスは一概には判断できませんが、少しでもストレスを減らし、長時間労働を減らし、その分を児童、生徒に向き合う時間にあてることが本来の姿ではないかと思いますが、教育委員会のご見解を伺います

次にいじめについて伺います。

文部科学省の調査によると、全国の小中高校などでの2016年度のいじめの認知件数が、32万3808件に上りました。これは前年度よりも約10万件の増加です。急増したのは、いじめを積極的に見つける対応が進んでいることも大きいようです。いじめから子どもを守るために何が大切かを考えていかなくてはなりません。そこでまず本区でのいじめの認知件数は文部科学省の調査同様に急増しているのかお聞かせください。またその内容についてどの様に分析し、対応していくのかお考えをお聞かせください。NPO法人「ストップいじめ!ナビ」の須永副代表はいじめについて、「最初は1対1のちょっとした言葉でのからかいや、小突いたりすることから始まり、そうしたことが徐々にエスカレートし手が付けられない状況に陥ってしまうので、そうなる前に止めることが大切です」と語っています。また、いじめ防止対策推進法には、いじめを「児童生徒が心身の苦痛を感じているもの」と定義しています。目に見える具体的な暴力を受けていなくても、本人が苦痛を感じていたら、いじめとして対処する必要があります。その上で大切なことは子ども自身に何かあった時に相談することができるかどうか。話を聞いてもらえる誰かがいるかどうかだと。さらに、いじめられた時の相談相手で一番多いのは、小学生は「親・先生」中学生は「友人・知人」いじめを経験した子どもで学校の先生に相談したことがあるのは全体の4割ほど。そのうち7割の子が「「いじめがなくなった」「すくなくなった」と答えているとのことです。先生が適切に関わることで、ある程度の割合でいじめが少なくなっていると言えます。そこで質問します。いじめの問題は、まず学校の先生が適切に関わっていくことが大切だと思いますが教育委員会のご見解を伺います。両親や先生、友人にもなかなか相談できないという子どももいます。したがって、子ども達が相談しやすい体制を整備することが求められています。この度の決算特別委員会で紹介した長野県教育委員会のLINEを活用した相談では、電話相談の年間259件を大きく上回りわずか2週間で1579件のアクセスがありました。いかに子ども達にとって利用しやすいものであるかがわかります。本区での相談体制の現状と今後LINEを活用した取り組みの推進についてお考えをお聞かせください。さらにあってはならないことですが今年のニュースでは学校の先生によることが原因として自殺してしまったという悲しい報道がありました。それは今年の2月、愛知県に住む中学3年生の男子生徒がビルの7階から飛び降り自ら命を絶つという痛ましい出来事でした。この報道の見出しは「教師という圧倒的優位な対場を利用した担任によるいじめ、教育パワハラ」となっていました。また、11月には、「教員との関係が原因の自殺『指導死』に潜む複雑な問題」というショッキングな報道がありました。これは、今年の3月に福井県の中学2年生の男子生徒が校舎から飛び降り、自ら命を絶ったというものでした。10月15日に第三者委員会がまとめた報告書では「担任、副担任から立て続けに強い叱責を受けた」ことが自殺の原因と結論づけられました。自殺した児童生徒の数は前年度に比べて29人増の244人。自殺の理由のうちもっとも多いのは「家庭不和」と「進路問題」で「教職員との関係での悩み」は3人になっています。学校は、えてして外界と隔絶された閉鎖的な空間になりやすい。その中では、人間関係やいじめに悩む子どもが唯一頼れる大人が教員である。以前、教員の不適切なかかわり方が原因で不登校を招いてしまうという、島村議員の質問もありましたが、このケースではその教員こそが自殺の原因になるという最悪の事態を招いてしまったと報道されています。いじめから子どもを守るべき教員がいじめの主体者になってしまったことは信じがたいことです。本区では、豊島教員ミニマムに 「ひと言の重みを自覚し、子どもが抱える心の悩みをとらえよう。」「子どもと向き合い、温かい人間関係を築こう。」とあります。この事件について教育委員会としてはどのような見解をお持ちなのかお聞かせください。また万が一にもこのような事が起きないようにするには日頃から教員に対してどのような指導をすべきなのかお考えをお聞かせください。

教育課題の最後として学校開放事業について伺います。

昭和50年代に始まった学校開放事業は様々な変化をしながらも今日まで40数年にわたり行われてきました。特にスポーツ振興としては身近なところでできる施設として多数の方に利用されてきました。まず現在の学校開放事業の利用状況について伺います。

現在の学校と地域との関わりを見るとその繋がりの深さを痛感いたします。小学校では学校開放団体が協力して、夏休みのイベントや一輪車検定の手伝い、餅つきなどなど多くの活動をしています。

中学生開放は部活とは違う競技ができ、また部活に入っていない生徒もスポーツに親しむことができます。ボランティアとして地域の方が面倒をみてくれています。私の子どももよく遊ばせてもらい時には叱られたりしながら楽しく過ごさせてもらいました。そこでお伺いします。学校開放事業のなかにある中学生開放の現在の状況をお聞かせください。また、中学生開放の果たしてきた意義と今後の継続した活動に対して教育委員会としてはどのような考えなのかお伺いします。さらに学校開放事業の一つとして個人開放があります。この個人開放はボランティアとして開放協力員が教育委員会から委嘱され、器具の設置から安全管理まで行っています。学校開放事業は、長い歴史を持ちその間、区民の健康増進や地域コミュニティの形成、児童生徒の健全育成と見守りなどに深く関わってきました。いざという時の避難場所としての役割など学校と地域の関係はますます重要になっています。そこで質問します。これまで個人開放事業の果たしてきた役割と今後の継続した事業展開について教育委員会のお考えを伺います。

4.最後にその他として大塚地域の整備について伺います。南北自由通路の開通により大塚駅周辺の整備は大きく展開をしてきました。今年5月には南口駅前広場の整備も完了し「トランパル大塚」と命名され多くの方が憩いの空間として利用しています。この広場にはバラの植栽もされました。根ずくまでの数か月間都電沿線協議会の有志で水やりをしてきました。私も月曜日の朝を担当して雨降り以外は朝のラジオ体操が終わった後、水栓を開き2時間ほど放水してまた水栓を閉めるという作業をしました。都電沿線ほどは大きくはありませんが綺麗な花を咲かせています。しかしこの広場には多くの方が集まる一方空き缶空き瓶のポイ捨てが目立ちました。なかにはタバコのポイ捨てをして桜の植栽付近から煙がでるなど消防車が何回か出動する騒ぎもありました。区の手配した清掃業務が入っているようですが利用者のマナー向上と安全安心な空間づくりへの対応を重ねてお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。またこの広場のバラの手入れにつきましても区が積極的に関わって頂くようお願いいたします。この広場と従来から都電沿線協議会が手入れしてきたバラのロードの間には自転車の臨時置き場がありましたが大塚駅南口地下駐輪場の整備とともに廃止されました。現在、駅前広場とバラのロードとの間は、コンクリートの車道になっています。今後、駅前広場とバラのロードが緑でつながるようにハーブなどを植栽できるようご検討ください。

「誰もが安心して住み続けられる豊島区を目指して」人間優先の施策がさらに推進することを期待して一般質問を終わります。

ご清聴ありがとうございました。