墨田区にある廃油を扱っている染谷商店、㈱BDFを視察しました。
これには此島幹事長、高橋副幹事長、島村議員、根岸議員が参加。墨田区公明議員の千野議員、とも議員が同行して下さいました。
今、豊島区の廃油も染谷商店に集められています。
注目されているバイオディーゼル油について、プラントを見せて頂きながら、担当の松尾晴樹さんからお話を伺いました。墨田区でもBDFをごみ収集車に使っていたようですが、匂いの問題などで今は使っていないとの事。車自体の性能も上がってきているため、100%のBDFが受け入れにくい車になっているそうです。また、5%程度に混ぜると問題なく使用できますが、法律上、混入できない方向になっているため、今後の方向性が不透明な部分があるとの事でした。
某市では、小学校で使用された油を回収し、福祉作業として処理し公用車を走らせる計画をしているそうです。匂いや排ガス等、まだまだ越えなければならない課題はあるものの、廃油リサイクルの1つの方法として今後も注目していきたいと思います。
午後から、すみだ環境ふれあい館を視察。
墨田区は、昔から洪水で苦しんできた地域です。その為に、雨水利用については特に力を入れて取り組んでいます。「雨水は、流すと下水、ためると資源」とのスローガンのもと、区独自で家庭用雨水タンク設置に助成事業を行っています。雨水タンクは、一度に多くの雨が下水に流れ込むのをい防ぎ、溜まった雨水は打ち水や植物などに再利用できます。
墨田区では、この雨水タンクがどこに設置されているのかを掌握し、家庭用にいたるまで地図におとした雨水利用マップがあります。両国国技館にも雨水利用の仕組みがされており、同施設で紹介されています。また、様々な雨水タンクの現物が紹介されており、多くの方が見学に来られるそうです。豊島区の政策にいかしていきたいと思います。