2008/12/18　施設用地委員会視察-勝海舟縁の地

区議会施設用地委員会の視察で、木下委員長のもと港区旧氷川小学校跡地と新橋駅近くの旧桜田小学校跡地の公有地活用を勉強してきました。公明党からは木下委員長以下、島村議員が参加しました。

旧氷川小学校は、勝家の寄贈で設立した小学校です。海舟生存当時のいちょうの木も黄色い装いでお出迎えして下さり、勝海舟フアンにとっては感動的な視察でした。現在は児童の激減にともない小学校が統廃合され、氷川小は勝家の寄贈という歴史的背景があり売却することはできず、高齢者と幼児、児童の複合施設として整備されました。100歳の高齢者から0歳の赤ちゃんまでが利用する国内でも珍しい世代間交流ができる施設です。

旧桜田小は新橋駅徒歩１分の場所にあり、滝廉太郎をはじめ日本の文化芸術分野で多くの人材を輩出した学校です。文部科学省の「学習指導要綱」の元になった、「桜田小指導要綱」は現代では韓国など世界中の教育関係者が視察に訪れます。生涯学習センターの拠点として区民だけでなく、関東一円の方が登録団体に登録して、同窓会を開き、近くの焼鳥屋で一杯飲る構図も見られるそうです。

その土地に生きずいた、歴史、文化を現代に如実に生かした公共施設用地の活用として大いに参考になりました。