12月1日(水曜)より認知症検診を開始します
~あなたは大丈夫? 70・75歳の区民へ自己チェックリストを送付~
令和3年11月22日
豊島区では、現在、70歳および75歳の区民(以下、高齢者)へ認知症に関する自己チェックリストを送付し一定点数以上の対象者へ「認知症検診」の受診を勧奨しています。
受診期間は令和3年12月1日(水曜日)から令和4年2月28日(月曜日)まで。受診費用は無料です。
本事業は自己チェックリストやチラシを高齢者へ送付する「普及啓発」と、自己チェックリスト20点以上の対象者へ検診を実施する「検診勧奨」の流れで実施します。事業は昨年度に開始しましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で昨年度は「普及啓発」のみ実施をしました。「検診勧奨」も併せて一体で実施するのは、今年度が区として初めての取組みです。
本事業は、「すでに買ったことを忘れて度々同じものを購入してしまう」「些細なことがなかなか思い出せない」など、日常生活の中で小さな不安がありつつも受診に繋がらない潜在的な認知症のリスクを抱えるかたへアプローチすることがねらいです。
区の担当者は、「コロナ禍で認知機能の低下が懸念されています。パンフレットの送付及び認知症のチェックリストを活用した正しい知識の普及啓発と、医療機関受診による早期診断、診断後支援を推進します。また、認知症の診断直後や初期の人は介護保険サービスの対象となりにくく、地域社会から孤立し、場合によっては進行を待つだけ「空白の期間」※ が生じるといわれています。診断後支援を実施することにより、切れ目のない細やかな支援を目指しています。」とコメントしています。
認知症の疑い~診断までの空白の1年2か月、認知症の診断~介護保険等サービス利用までの空白の1年5か月
対象者
自己チェックリスト(別添参考資料)の合計点数が20点以上の方。
すでに認知症、MCI(軽度認知症)と診断されたかたは対象外
検診までの流れ
- 11月17日
70歳および75歳の区民(計4910名)へ自己チェックリスト・パンフレットを送付 - 12月1日から令和4年2月28日
認知症検診受診期間(チェックリストにて20点以上の対象者のみ)
背景
本区の認知症の高齢者等は、「令和2年9,738人、令和7年10,348人」と推計しています。今後高齢者人口の増加に伴い、認知症高齢者も急速に増加することが見込まれます。
今後認知症の人が、住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けるようにするためには、区民の認知症に対する理解を深めることが重要であり、さらに、認知症の早期診断と、容態に応じた適切な医療・介護・生活支援等を受けられる体制を構築することが重要と捉えています。
高齢者福祉課 介護予防・認知症対策グループ 電話:03-4566-2434