25R7.08.19 石川県穴水町を視察

19日は、珠洲市から穴水町への移動途中に見附島付近に立ち寄りました。
別名軍艦島、能登地方のシンボルとされていますが、地震で南東側半分が崩落。地震の強さを物語っています。
穴水町役場では、地震の状況と震災対応の課題について伺いました。
穴水町は、能登半島の中央に位置し、面積は183k㎡、人口は7月31日現在6,729人。地震で亡くなられた方は51名で、うち31名が災害関連死とのこと。
発災直後の困難状況をお聞きしたところ、通信網の寸断をあげられていました。救いとなったのが衛星を活用したスターリンクだったようです。
役場を出て、被災現場を視察。最初は土砂崩れの現場では、未だ車が残されたままになっていて、土砂災害の恐ろしさを感じました。
陸上競技場内に建設された仮設住宅では、180世帯が暮し、4つの町内会が設立されて安否確認等が行われていて、生活の足となるバスが運行されています。
災害廃棄物は、町内2箇所に仮置場に集められ、中間処理が行われています。そして、ガット船(クレーン付き作業船)により県外へ搬送。
地震による解体処理量は、震災前の1年間のごみ処理量の約83年分になるそうです。
最後に、仮設商店街を見学。元防災ひろばだった場所を活用してプレハブ工法で建設し、2年間は無償で9店舗が営業されていました。
穴水町の視察を通して、発災当初から迅速に対応出来る体制の整備と強化の重要性を感じました。豊島区における防災減災対策に活かしてまいります。

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