21R3.11.26 新マイナポイント「最大2万円分」を満額受け取るための基礎知識

「まずはマイナンバーカードの取得が必須。申請には、すでに送付されている『個人番号通知書』に記されている23桁の申請書IDと生年月日、電話番号、メールアドレス、本人の顔写真が必要です。スマホやパソコンがあれば自宅で簡単に登録できますが、ない場合は街の証明写真機か、役所から取り寄せた手書き用の申請書でも申し込みが可能です」

スマホがあるなら、自撮りした写真とともに専用サイトで登録を行なう。市区町村役場から手書き用申請書を取り寄せた場合は、必要事項を記入して役所に送付する。もしも申請書IDが記入された通知書が手元に見当たらない場合、市区町村役場の窓口で入手できる。

マイナンバーカードの申請から約1か月で「交付通知書」が役所から届くので、運転免許証などの本人確認書類を持って役所に受け取りに行く。そこで4桁の暗証番号を設定すると、マイナポイントへの登録が可能になるが、注意が必要だ。

「勘違いしやすいのですが、マイナンバーカードを作れば5000円分のポイントが自動で付与されるわけではありません。対象となる電子マネーやクレジットカードなどのキャッシュレス決済サービスのいずれか1つをマイナンバーカードに紐づけないといけません。その上で、買い物やチャージなどで2万円分を使うとその25%、最大5000円分のポイントが付与されるのです」

電子マネーなどの利用に対する還元というかたちでポイントがもらえる仕組みとなっている。還元されたポイントは、登録した決済サービスが使えるコンビニやスーパーなどで買い物に使える。

マイナポイントの登録はスマホやパソコン、セブン銀行のATM端末、市区町村役場などに設置された専用端末から行なう。

どの方法でも、マイナンバーカードと受け取り時に登録した4桁の暗証番号が必要だ。登録時には必ず忘れないように保管したい。

昨年9月に始まった前回のマイナポイント事業では、「今年の4月末までにマイナンバーカードを申請した人」が対象となったが、その際にポイントを付与された人は、今回の「新マイナポイントの5000円分」については対象とならない予定だ。ただ、健康保険証、預貯金口座の登録によって各7500円分のポイントが付与される。

「健康保険証と預貯金口座の登録によるポイント付与は、前回はなかった仕組みなので、詳細が判明してからの登録でもいいでしょう」

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