ヒアリングフレイルアプリ「みんなの聴脳力チェック」の活用
~アプリ活用で難聴の早期発見&フレイル予防を~
令和3年7月19日
豊島区は、7月1日より区内在住・在勤の65歳以上の高齢者を対象に、「みんなの聴脳力チェック」アプリを活用した、ヒアリングフレイルチェックを無料で行っています。ヒアリングフレイルとは耳の虚弱(聞き取る機能の衰え)という意味です。現在は東池袋フレイル対策センターや高田介護予防センターにて実施していますが、9月8日からは、より多くの区民の方にご活用いただくために、区民ひろばでの実施へと範囲を拡大いたします。また、豊島区医師会と連携し、アプリの結果で語音聴取率60%未満の方には耳鼻咽喉科をご案内します。
これまでも豊島区は、難聴が認知症やフレイルの危険因子として提唱され始めたことを受け、ヒアリングフレイルに関する講演会の開催や、マスク着用により会話が聞き取りにくい等の課題解決のために、会話支援機器「comuoon(コミューン)」を導入する等、ヒアリングフレイルの予防に取り組んできました。
65歳以上の約半数に聴こえの問題があると言われているため、今回、豊島区医師会とも連携し、アプリの活用を行うことで、難聴の早期発見及びフレイル予防に取り組んでまいります。聴こえにくさから会話に参加することが困難になると、人との交流の低下や社会との関わりの減少につながります。こうしたことがフレイルや認知症の原因になってしまうため、それらに対する予防効果も期待できます。
区の担当者は「聴こえにくさはじわじわと進行するため自分では気づきにくいものなので、社会的な孤立や認知機能低下が進行する前に、早期に発見するためヒアリングフレイルアプリを活用してほしい」と話しています。
会場
東池袋フレイル対策センター(東池袋2-38-10)、高田介護予防センター(高田3-38-7)
区民ひろば内にて実施される豊島区の専門職の巡回相談「まちの相談室」
対象
区内在住・在勤の65歳以上の高齢者 ※要予約
実施スケジュール
- 令和3年7月1日~ 東池袋フレイル対策センター、高田介護予防センターで聴脳力アプリ活用を開始
- 令和3年9月8日~ 区民ひろばでの「まちの相談室」で実施
「みんなの聴脳力チェック」アプリ活用の流れ
- フレイルチェック対象者や区民ひろばの聴こえに不安がある方にチラシを配布
- まちの相談室等を案内し、アプリで測定 ※タブレットから音が聞こえたら文字を入力する、もしくは書くことによって測定
- 語音聴取率60%未満の方に豊島区医師会の耳鼻咽喉科を案内
アプリ画面