東京都議会開会 総額5832億円補正予算案提出 新型コロナ対策
東京都議会の定例会が27日開会し、都は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、中小企業への融資枠を大幅に拡充するための経費や感染を短時間で調べる「抗原検査」の費用などを盛り込んだ総額5832億円の今年度の補正予算案を提出しました。
27日開会した都議会の定例会に、都は新型コロナウイルスの経済対策や感染防止対策を盛り込んだ総額5832億円の今年度の補正予算案を提出しました。
予算案には、中小企業への融資枠を大幅に拡充するための経費や、感染しているかどうかを短時間で調べる「抗原検査」の費用などが盛り込まれています。
小池知事は、27日の所信表明で「都民とともに感染症を早期に乗り越えるべく、引き続き全身全霊で対策にまい進していく」と述べました。
そして、緊急事態宣言の解除は都民や事業者の協力によるものだとしたうえで、「忘れてならないのは有効な治療薬やワクチンが実用化されないかぎり、ウイルスの拡大を防ぐ手だては私たち自身の強い意志と行動のみという事実だ」と述べ、引き続き感染拡大を防ぐための行動に協力を呼びかけました。
また、企業のテレワークの導入率が増え、通勤の混雑も緩和されているとして、新たな働き方の定着を目指す考えを示しました