19R1.11.05 施設用地委員会行政視察、いわき児童相談所

本日明日、区議会施設用地有効活用委員会の行政視察を行います。委員長は木下議員、ふまさんが委員として参加します。

浜児童相談所は平成29年11月リニューアルし開館、原発問題などで支援が必要な児童のため、児童虐待に専門的な立場でに県が設置。南相馬市の相談室も管轄しています。
豊島区は令和4年度に長崎三丁目の健康相談所に児童相談所と一時保護所を併設した複合施設を計画、まもなく建設工事に入ります。長崎児童相談所体制は児童福祉士等43名、一時保護所には児童指導員警察OB等43名を計画、現在、17名を東京都に職員派遣し研修を重ねています。令和4年までには45名が総合計68名が東京都児童相談所で経験を重ね本区施設の開設準備にあたっています。
23区では、令和2年に世田谷区、荒川区、江戸川区。令和3年に港区、中野区。令和4年に豊島区をはじめ板橋区、品川区、文京区が開設予定です。

福島県浜児童相談所新妻主幹から施設と事業の概要の説明を受け最後に施設内を見学させて頂きました。平成29年、原発復興交付金約6億円を活用して、従前の相談所を大改築しリニューアルオープンしました。福島県産材木をふんだんに使用して施設全体を木目が優しい包みます。一時保護は定員12名、通常7~8名が入所。
基本コンセプトは「地域における子供とその家庭の支援拠点」として
①子供の権利擁護機関。
②子供の家庭の問題に対応する専門機関。
③地域と協働する機関。
設計の段階から職員の意見を最大に取り入れ設計図に反映。
施設は管理棟と一時保護棟の2つのゾーンで構成されます。
・管理棟―管理エリア、相談判定エリア。
・一時保護棟―居室エリア、生活エリアで構成されます。
施設事業の観点からあまり詳しくは紹介できません。
管理棟では、攻撃的保護者の対応や一時保護とできるだけ離す配慮がされています。
★対応する職員の数が増える事で、駐車場が手狭。事務所スペースをいかに確保するか、課題。
①地域住民とは、従来から存在する施設なので特に問題なく日々を過ごしている。
②特に一時保護棟は、3週間を原則としていますが、やはり2ヶ月近くいるケースもあります。厚労省のガイドラインの個室の指摘は現実的には厳しい。「安全に逃がす」各部屋の窓から外に出ることはできる。
③定員オーバー時は県内4つの施設で連係して対処。
④大震災後、子供の心のケア事業相談は右肩上がりで増えている。

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