19R1.11.06 施設用地委員会行政視察・宮城県中央児童相談所

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宮城県中央児童相談所「まなウェルみやぎ」は仙台市のお隣り、名取市にあります。教育、保健福祉の様々な課題に対応するため、総合教育センター、美田園高等学校、子ども総合センター、中央児童相談所、リハビリテーション支援センターを一ヶ所に整備したい複合施設で平成25年4月に共用開始しました。
1.総合教育センターは幼児教育、保護者、教職員の支援。不登校、いじめ、発達障害相談。教員研修。
2.美田園高等学校は、通信制の学校。
3.子ども総合センターは、子供のメンタルクリニック、療育デイケア、子ども健全育成関係人材育成。
4.リハビリテーション支援センターは、障害のある方の支援、リハビリテーション専門技術の医療、相談、判定。
そして本日視察する、中央児童相談所は18歳未満の子どもに関する相談事業を必要に応じ心理学的判定や保護者の相談、アドバイス等行います。

13時過ぎに宮城県議会庁舎において、宮城県中央児童相談所の視察、保健福祉部子ども・家庭支援課三浦課長さん、県中央児童相談所古川次長さんからご説明を戴き質疑。
宮城県は中央児童相談所、北部児童相談所、東部児童相談所(気仙沼支所含む)の3箇所プラス仙台市は平成元年から政令指定都市になったため、独自に児童相談所運営。
名取市にある中央児童相談所・一時保護所は平成25年に教育人材育成、多様な教育の観点から単位制高校等の一環で検討をはじめ、児童相談所・一時保護所の開設に至りました。一時保護所は県としてはここ一ヶ所で定員30名、完全に男子と女子を分けて運営しています。
昨年の目黒区、今年の野田市事件以来新プランにより、転居した場合の情報を警察等と共用や一時保護、施設入所に関する、緊急の児童虐待防止施策が進み、児童福祉司配置基準の4万人から3万人に1人へ、また、医師保健師配置、里親養育支援の配置等の対応に努めています。特に関係機関との連係が大事として、市町村の「要保護児童対策協議会―要対協」を設置して連携して対応。
社会養護体制の充実強化においては、児童相談所の職員の専門性強化、児童養護施設の小規模化、地域分散、里親制度の養成、育成では、宮城県は里親委託が40%と全国でも4~5位の上位を占めます。

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