15.07.20 第26回日本在宅医療学会学術集会主催の市民公開講座

第26回日本在宅医療学会学術集会主催の市民公開講座に辻副議長が参加しました。地元要町病院の副院長で、要町ホームケアクリニックの吉澤明孝院長が今年度の同学会会長を務めておられます。

豊島区は、在宅医療相談窓口を設置するなど在宅医療に積極的に取り組んできた区であり、池袋西口メトロポリタンホテルで開催されたことから、冒頭高野之夫区長が挨拶されました。

吉澤院長は、病院死が8割、在宅死が2割の現状をふまえ、今後在宅医療を推進していくためには、①医療者が在宅医療を理解し、地域での看護、介護、福祉連携などとの多種連携に参加すること、②患者さん、ご家族を中心とした「地域の連携の輪」が組めること、③病院も退院支援だけでなく、緊急対応も含め、その連携の輪の中に加わること、でより理想に近い在宅が出来るようになるとしています。

講座では、小池百合子衆議院議員が、母親を自宅で看取った体験を語られました。そしてその経験から、①本人の思いを日頃から聞いておく、②家族などと思いをしっかり共有することの大切さ、③通常医療と終末医療対応の違いを理解しておく、④日頃からチーム(家族、親族、地域)を形成しておく、⑤末期がんは自宅の看取りに向いている、⑥認知症を患っていなかったことのプラスとマイナス、⑦ガリガリ君は、口淋しさ解消とのど越しの良さで優、⑧在宅医は本人と家族の不安を和らげる宗教者、⑨在宅医療の環境を整える必要性、をあげられていました。

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今回の講座では、「看取り」とは、単に臨終に付き添うことではなく、「看病すること」を指す言葉であり、「無益な延命治療をせずに、自然の過程で死にゆく患者を見守るケアをすること」であることを学びました。今後、地域包括ケアシステムを構築していくにあたり、在宅での看取りへの理解と切れ目ない地域連携が必要であることを実感いたしました。
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