14.04.21 石ノ森漫画館-笹野副市長-名取市閖上

10時から、石ノ森漫画館視察。3,11津波を間近で経験した大森館長さんから詳細な説明を頂きました。津波直後40名の方が、約4日間、漫画館で過ごされました。3階の喫茶店の食料を分け合い、同じく3階のマンガ本コーナーの沢山の本を読んで時間を過ごしました。また、即席の読み聞かせも行われたそうです。時報になると天井から飛び出てくるカラクリ時計は、石ノ森ワールドの代表選手が飛び出てきます。

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まちなか復興マルシェでは、街づくりまんぼう西條社長さんから、被災から新たな市内の街づくりについてお話ししていただきました。マルシェの場所も土壌を盛って4倍近くの広さの再開発が計画されています。震災で映画館が全て流され、まんぼうの提案で、石ノ森漫画館の白い外形を利用し建物全体の壁を利用した、屋外映画館は、無料で上映され、大人気を博しています。

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石巻市役所は3.11直前に駅前のデパート跡に引っ越していて、本庁舎の書類は大丈夫でした。笹野副市長と一年ぶりの再会を果たし、豊島区と石巻市の更なる交流の意見交換しました。総務省から副市長に就任。公明党のネットワークと行動力に大いに評価する言葉を頂きました。更に、今後の豊島区との様々な交流促進に努力していくことをお互いに確認しました。

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名取市閖上地区のボランティア語り部「閖上の記憶」小齊正義館長さんの案内で地域を回り、説明を伺いました。約5千世帯の集落に津波が襲い、行方不明・死者711名の被害。最初に、豊島区から派遣されている職員2名が来てくださり、ご挨拶しました。

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小齋館長さんから「全国のご支援のお蔭で、被災はしたが、避難民にはなっていない。全国の皆さまに感謝感謝しながらの日々」「ご恩返しを込めて、閖上の歴史を留め、被災の詳細を語ることによって、全国の人に災害に対する勉強となればと、みんなでこの館の運営をしている」と話されました。

この閖上地区はNHKでも放映されましたが、地震直後、想定されていた津波の高さ、6Mが10Mに変わった段階で、当時の避難場所である公民館から3階建ての閖上中学に少しずつ移動中に津波にのまれた方が多かったそうです。

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当日閖上中学校は卒業式で、同中学校14名の犠牲者を追悼する祭壇で合掌しました。その後、伊達正宗が作った堀のあたりを視察。「海岸から、この堀までは、津波は来ない」と言われており、今回は、この堀近くの方の被害が最も大きかったそうです。

日和神社の高台から、周囲をぐると見わたし、先人が1千年前、4百年前、50年前の津波の被害を石碑に残して、警鐘を鳴らし続けていた日和神社の碑も拝見しました。

小齋館長さんは、先人の教えを受け継いで、被害が最小限すんだ、大船渡の街と「万里の長城」の完成で、徐々に海べりに家を建てて生活を始め甚大な被害をうけた地域。の例を通しながら、「先人の言葉、過去に学ぶ」重要性を強調されました。  

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