2010/5/17 多摩市議会基本条例を視察

No.846  2010/05/22(Sat) 00:41
05月17日 多摩市議会基本条例を視察
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東京都内で初となる「多摩市議会基本条例」を区議団で視察しました。
議会改革特別委員会の安藤邦彦委員長のご説明で、これまでの市民から遠い存在だった議会を、市民が参画できる議会に改革するまでの困難な道のりを伺いました。市民への議会に対しての厳しいアンケート結果から、2年半を費やして市民の中へ議会が出かけていき、出前委員会等で市民の生の声を聞き、市民と共に作り上げた議会基本条例です。「声なき声をどこまで吸い上げることができるか。そこに心を砕いた。」と安藤委員長がおっしゃっていました。
特筆すべきは、市民からの政策提案です。陳情・請願は勿論のこと、書式の整った市民政策提案は、そのまま委員会で審査されることになります。また、断片的な話についても、議員が共に政策として作り上げるプロセスが用意されているのです。
また、議会基本条例制定の前から取り組んできた事に、行政の事業について議会として独自の事業評価を行っています。決算委員会の中で1日、議員だけで議論する日があるそうです。その中で行われた事業評価は点数で表され、それが予算に生かされていくということでした。

議会改革は時代の要請です。今日の視察は、大変刺激になりました。豊島区の今後の議会改革をどうしていくのか。区民に分かりやすく、区民が参画できる議会としてどう改革していくのか。真剣に議論し、取り組んでいきたいと思います。

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