No.925 2010/11/17(Wed) 09:13 |
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11/9 医療・介護連携型高齢者専用賃貸住宅視察 |
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東京都が推進する医療・介護連携型高齢者専用賃貸住宅モデル第1号である「風のガーデン」を公明区議団、保健福祉部・都市整備部の担当職員と共に視察しました。
地元日野市で長年地域貢献されてきた医療法人社団康明会さんが事業主として選定され、11月1日にオープンされたものです。1779.33㎡に地主さんが社会貢献ということで建物を建設され、そこを康明会さんが借りられ、21戸といううらやましいほど広いゆったりとした作りになっています。24時間365日、施設介護経験を積んだ介護専門職員がワーデン(管理人)として常駐し、月2回以上の定期訪問診療があり、24時間365日の訪問医療・看護体制が整えられています。また、各部屋にナースコールがあり緊急対応体制も整備。家賃8万3500円と管理費2万2千円、基本サービス費4万5千円の利用料で、入居時は敷金1カ月分で礼金は無しとなっています。
1階には、デイサービスも整備されていますので、希望者は1階で介護保険を使ったデイサービスが受けられ、希望者は配食サービスも受けられます。
これからの高齢者の住まいとしては、申し分のない安心のサービスが受けられるようになっていますが、課題は住宅としてのモデル事業ではありながら、医療や介護の事業者との調整がなかなかつかず、300社ほど集まった東京都の説明会の中で実際に応募したのが2つの医療法人だったということです。また、トータル的な利用料がかなりの金額になり、豊島区で事業展開する場合、賃料がもう少し高くなり負担が増加することが予想されます。有料老人ホームより利用料金が低いとはいえ、入居できる方が限られてきてしまうというのが難点です。この課題を整理しながら、高齢者が安心して住み続けられる住環境の整備に取り組んで参ります。 |