2007/9/3 青森県八戸市視察-水の流れを電気で返すプロジェクト

No.440  2007/09/12(Wed) 22:06
9/3青森県八戸市視察-水の流れを電気で返すプロジェクト
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八戸市での2つ目の項目、 「水の流れを電気で返すプロジェクト」の視察では、市新エネルギー実証研究推進室の奥寺室長から説明をうけた後、東部終末処理場を見学しました。
同事業は、(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)の委託事業「新エネルギー等地域集中実証研究」を、(株)三菱総合研究所、三菱電機(株)、八戸市の三者で実施しており、『下水となって処理場に流れ着いた水の流れを束ねて、電気に変えて、最終的に上水道関連施設へ返す』ことから、命名されました。
全国で試行的に行われている、太陽光・風力といった自然エネルギーは発電量が一定しないことで商用電力系統に影響を与える可能性があるため、本格的な導入が図れずにいます。
この研究では、自然エネルギーとその他の新エネルギーを組み合わせ、さらにこれを制御するシステムをつくることにより、電力・熱供給を行うと同時に、商用電力系統に極力影響を与えず、「新エネルギーによる分散型エネルギー供給システム」を構築し、供給電力等の品質、コスト、その他のデータ収集・分析を行います。5年間を期間として、約30億の予算を投入しています。
理想的な新エネルギーへの取り組みではあるものの、実現性を考えると、民間・国等の支援がどこまで可能なのか?大きな課題はあるようです。地球環境への取り組みは官・民・国民が協働して考え行動していく必要があります。

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