R6年決特別委員会 10月15日 清掃環境・都市整備費
プラスチック資源回収事業
○辻薫委員 最後ですけども、環境清掃費、プラスチック資源回収事業について伺います。
プラスチック資源回収事業は、昨年10月から本格実施され、1年が経過いたしました。会派で報告を受けた際に、課題の一つとして、本格実施開始当時の回収想定量が下回ったことを掲げていましたけども、その回収想定量はそもそもどのように設定していたのでしょうか。また、下回った理由についてもお聞かせください。
○有村ごみ減量推進課長 回収想定量につきましては、5年の4月から9月までモデル事業として実施している、十丁目に関して、一部地域でやったモデル事業から推測して、大体1日1人当たり24.1グラムぐらい回収できるんじゃないかと考えていたところです。実際本格実施してから平均してみると、1人1日当たり19.0グラムとなって、大体5グラムぐらい下回っているところです。
これは、まだ我々の周知が足りないというところもありますけれども、その周知の中に、適切な排出方法、例えばプラスチックを捨ててもらいたいところに保冷剤だとか、刃物だとか、紙パックなど、プラスチックでない不適正な排出が見られたりするので、まだ私たちの普及啓発が足りてないから、まだ下回っているんじゃないかと考えているところです。
○辻薫委員 今もちょっと話出ましたけども、課題の2つとあって、2つ目があって、不適切な排出が見られたということで、その対応策として、区民の皆様に理解を深めていくためとして、区民ひろばプラスチック資源回収リサイクル展示会を開催したと伺いましたけども、その状況についてお聞かせください。
○有村ごみ減量推進課長 プラスチックの資源回収リサイクル展示会なんですけれども、今ちょうど10月10日まで、8月から始まって5か所でプラスチックのこのリサイクルの展示会を開催しています。
ここでは、プラスチックの回収した資源で作られたリサイクル品、ごみ袋とか、リサイクルの仕組み、間違いやすいプラスチックの排出してしまうものとかを写真などで分かりやすく解説して、区民の皆様に見ていただいているといったところです。
○辻薫委員 あわせて、8月には町会清掃担当者連絡会が行われたと伺いましたけども、そこでの御意見はいかがでしょうか。
○有村ごみ減量推進課長 町会清掃者の連絡会が8月21日にセンタースクエアで町会の清掃担当者を呼んで、皆さんで意見交換会、それと、集団回収についてということと、プラスチックの資源回収の実施状況、それと、課題などを話して、皆さんもどう思っているか、プラスチックの資源についてどう考えるかというようなところを伺いました。
かさばってしまうという話とか、あと、プラスチックを、汚れたものを洗ってから出していただくというところに多少手間がかかってしまうというお話はありましたが、おおむね皆さん、プラスチックの分別に関しては賛成していただいている、御協力いただいているといった感触がありました。
○辻薫委員 引き続き様々御意見は聞いていただきたいと思います。
それで、この1年間、区民の皆様の協力で実施したプラスチック資源回収により、CO2はどれぐらい削減できたのか教えてください。
○有村ごみ減量推進課長 CO2がどれくらい削減したかまでは計算しては、出してはいないんですけれども、大体24、1人当たり1日で24.1グラムのプラスチックが出ることによって、大体1年間で3,189トンの二酸化炭素が削減できると計算されています。
○辻薫委員 プラスチック資源回収の本格実施に向けて説明会、昨年の説明会では、地球環境の問題とかございました。そういう意味では、やはり地球温暖化を食い止めているこの取組だということを区民に理解していただきたいと思います。この点につきまして、最後、伺いたいと思います。
○岡田環境清掃部長 環境については見える化という、区民の方はいかに自分事として捉えていただくか、非常に大切な視点だと思いますので、今、委員おっしゃった視点含めて、しっかり取り組んでいきたいと思っています。