R6年決特委員会10月17日 文化商工・教育・子ども費自由質疑

子ども若者総合相談事業

○辻薫委員  款別審査では、教育費、文化商工費と続きましたので、自由質疑では、子ども家庭費につきまして取り上げさせていただきます。

子ども若者総合相談事業についてです。成果報告126ページでございます。まず、令和5年度の相談実績とともに4年度からの推移をお聞かせください。

○小椋子ども若者課長  子ども若者総合相談事業におきます相談件数につきましては、延べ支援回数で申し上げますと、令和4年度が2,263件、令和5年度が2,623件となっております。

○辻薫委員   やはり増えているということですけども、相談内容として、多岐にわたると思いますけども、件数からして多いという意味でありますけども、多いものについてはどんな内容があるでしょうか。

○小椋子ども若者課長  そうですね、アシスとしまの子ども若者総合相談事業のほうですけれども、18歳未満と18歳以上ということで、窓口分けた形で対応をしております。そうした中で、18歳未満が2,079件、18歳以上が544件というような内訳になっておりまして、18歳未満のほうが多い状況となっております。

こちらの18歳未満の内訳として、区立の小・中学校のタブレットから「アシスとおはなし」というようなところから相談ができる仕組みがございますので、こちらのほうに区立の小・中学校からのお子さんから、日常の学校でのことであったりですとか、あと御家庭でのことであったりですとか、お友達とのこと、そういったことの御相談を受けているというようなことが多いというような状況となっております。

○辻薫委員  先ほど不登校の話もさせていただきましたけども、そちらのほうにも相談が、タブレットを通して来ているということですね。

そんな中で、相談された内容が解決に至ったとかというようなケースがありましたら、御紹介いただきたいと思います。

○小椋子ども若者課長  そうですね、タブレットのほうからというようなものにつきましては、相談員のほうがお子さんからの御相談に乗りながら、子ども自らが解決に導いていけるような形で、例えば学校の先生のほうには御相談したんですかとか、保護者の方にはその件についてどうですかというような形でキャッチボールをする中で、子ども自らが解決できるような形で支援のほうしております。

また、18歳以上の方からの御相談については、こちら委託の事業者のほうで対応しているんですけれども、やはりうまく支援したというところでは、なかなか御自宅から出るのも難しいような状況もあった中で、御相談をきっかけにして徐々に相談員ともやり取りをする中で、徐々にお仕事のほうですとか、そういったことも考えていくというような、そういった形で寄り添いながら支援をしているといった、そういった状況でございます。

○辻薫委員  そういった中で、さらに相談された方からの声とか、相談員、委託されていますけれども、そこからの情報として話がありましたら、お聞かせいただきたいと思います。

○小椋子ども若者課長  そうですね、やはり相談者様のほうから、悩み事がうまくいったときには相談員のほうにも感謝の言葉をいただくというようなことは聞いてございます。

○辻薫委員  私のほうも相談されたお子さんの保護者から感謝の声が届いたことがございます。そういった意味では、いろんな窓口を通して相談体制を充実させていくということが大事であろうなというふうに思っているところでございます。

このように、様々な困難を抱えるアシスとしまですけども、増加する中で、現在も4階から7階に移転しております。区役所の区民相談は3階、4階にも集中してということで当初スタートしているわけですけれども、そういう総合的な相談としての階数として設けたわけですけども、なぜ7階に移転したのか、その理由につきまして伺いたいと思います。

○小椋子ども若者課長  ちょうど今年の4月から委託事業者の部分が、18歳以上の部分が7階のほうに移転をしております。そうなった経緯につきましては、子ども若者課のほうの職員が増になったというようなことがございまして、そうした際にレイアウト、子ども若者課、あと子ども家庭部内のレイアウトを考えていく中で、どうにかという中で、委託事業者と実際に委託をしているところが同じ、かなり近しいところよりも、一定程度の距離もあったほうがよろしいのではないかというような、そういった議論の中で、7階のほうに移転したというふうな流れとなっております。

○辻薫委員  区役所内でのそういったところの調整でなったと思いますけども、やはり、今見てきましたら、アシスとしまの表示とブザーだけということで、見過ごしちゃうような状況だと思います。そういう意味では分かりづらいなというふうに思っていますけれども、例えば、知らない方は4階に行って、そこから案内するというケースが多いんでしょうか。その場に、7階にすぐ行くというよりも。

○小椋子ども若者課長  そうですね、大体御相談の最初というのが電話ですとかメールで、実際に来庁されるというふうなときには7階ですとかの御案内もできるんですけれども、やはり最初にいらっしゃった時というのは、4階に行くのか7階に行くのか迷われるというようなこともあろうかというふうに思っております。実際にそういった場合には、7階からは4階に御案内しますし、4階から7階のほうに職員が一緒に御案内するというような対応は取ってございます。

○辻薫委員  迷っている方もいらっしゃるのではないかなと思いますけども、やはり区役所の開設当時と比べて事業が大変多くなってきているということで、先ほどの理由も理解するとこなんですけども、特にアシスとしまのような相談窓口というのは、区民にとって、通常、来られるところにあって、日頃からそのような相談窓口がいっぱいあるというようなところに皆さんが来て、相談をするという認識が多いのではないかなというふうに思っています。しっかり対応していただきたいと思いますけども、今後の取組について、最後伺いたいと思います。

○小椋子ども若者課長  この4月から7階のほうに移転しておりまして、実際に訪れた方がどうだったのかというようなところも、事業者のほうですとかこちらの職員のほうも確認しながら、近いところがいいのかどうかというところも併せて検討のほうは進めていきたいというふうに考えております。そうした上で、何とか場所も確保ができれば、やはり近い4階の相談窓口がそろうような、そういったところもできればいいとは思いますが、その辺は全体の配置の問題もあろうかと思いますので、相談者の方にとって御不便がないような形でやっていきたいというふうに考えます。

○辻薫委員  よろしくお願いします。