24R6.3.8 R6年予算委員会 ④清掃環境・都市整備費  高橋議員 南池袋二丁目C地区

横断歩道橋

○高橋佳代子副委員長     続きまして、環5の1とC地区との間に計画をされております横断歩道橋について、その進捗含めて質問させていただきます。

昨年の副都心でもこのことについては、横断歩道橋については取り上げて、椅子やベビーカーが行き交う十分な幅員を取って、できれば東京都の整備として取り組まれるようにというようなことで求めてまいりました。その後、東京都第四建設事務所に対して、本区としてどのような協議等がされているのか確認をさせてください。

○嶌田再開発担当課長(心得)  東京都に対しましては、A地区にも保育園がございます、C地区にも保育園が入るということで、利用実態を基にやってほしいというような要望でございますとか、当然ながらエレベーターもバリアフリー対応ということでエレベーターの整備でございますとか、また、横断するところについては適切な幅員を持ったものでやってほしいというところの要望でございますとか、そういったところの詳細等で協議等を重ねているところでございます。

○高橋佳代子副委員長  それらの要望というか協議、文面を出したときの東京都の回答はどのようなものであったのかお答えください。

○嶌田再開発担当課長(心得)  都といたしましては、まず基準がございまして、東京都の負担といたしましては標準的なものしか造ることができないというところの回答がございました。ただ、区といたしましては、先ほど申しましたような要望がまずございます。ということでいろいろと協議を重ねてまいりました。区といたしましてもある程度の負担をするという方向性で今、話をしているところでございます。

○高橋佳代子副委員長  ここら辺は学校もあるので、通学路にもなる可能性もありますし、また、保健所がC地区にできるとなると庁舎との行き来にも活用ができると。また、例えば災害が起これば雑司ヶ谷霊園で避難するような場所であったりとか、そこら辺の歩行者ネットワークの構築にも、この横断歩道橋の設置というのは何としてもやりたいというような要望も、地元からも出ているというふうに思っております。そうすると、十分な幅員がどうしても必要だと。国交省が道路の移動等円滑化整備ガイドラインというのも定めておりまして、立体横断歩道施設の基準よりも広い幅員とか大きめのエレベーターとか昇降機とかが、造るなら設置をということで区が求めたところ、東京都の基準があって、それ以上になるとやはり区の負担もしてくださいということだと思うのですが、その理解でよろしいですか。

○嶌田再開発担当課長(心得)  さようでございます。

○高橋佳代子副委員長  それで、課長からもいろいろ東京都の資料も頂いているのですが、何か時間で歩行者の数を計って、一定の数字によって東京都が負担するような幅員を決めるような道路のその設置の基準みたいのも頂いているのですが、そのことについてお聞かせいただけますか。

○嶌田再開発担当課長(心得)  東京都の建設局に道路工事設計基準というものがございまして、そこの中の基準では、歩行者交通量により幅員等を決めていくという形で書いてございます。歩行者交通量が1分当たり80人未満でありますと2メーター等の幅員になってくるというところでございます。こちらの地区につきましては精緻な歩行者推計をしているわけではないですけれども、1分当たり80人といいますと1時間でそれなりの人数になってくるということになりますので、なかなか標準的な幅員にしかなれないのかなというところでございます。

○高橋佳代子副委員長  具体的にどのぐらいの幅員で、あとエレベーターの大きさ等、区が想定するものがあればお示しください。

○嶌田再開発担当課長(心得)  今協議中でございまして、固まったものではないですけれども、区の思いということでお伝えさせていただきますと、横断部分の場所も決まっていないという状況でございますので、まず横断部分に関しましては、今、3.5メートル程度を狙って協議をしているところでございます。こちらは、保育園とかでカートを押している人が、A地区側からもC地区側からも擦れ違っても十分な余裕があるようにというところで考えているものでございます。

○高橋佳代子副委員長  そうすると、エレベーターはそれなりのもの。

○嶌田再開発担当課長(心得)  そうですね、エレベーターもカートとかが乗れるようなサイズで考えているところでございます。

○高橋佳代子副委員長  そうすると、先ほど東京都の建設局だと大体2メーターぐらいで、ただ、区が想定するのは3.5メーターということだと。1.5メーター分は区で負担をするというようなことに最終はなるかと想定をされます。例えばこの費用分担もそうですが、細かく言うと階段とかいろんな基礎とかもあるので、そうなると区の負担もかなりのものかということが想定をされます。この設計費用とか工事費用については、最終的に設計ができてこないと割り出せないというのは分かるのですけど、おおよそどのぐらいで明確になるのか。あと、区が費用分担を受け入れたということになると思うのですが、それをいつの段階で判断されたのか、まずお伺いしたいと思います。

○嶌田再開発担当課長(心得)  まず、こちらにつきましては、地元からかなりの要望があり、協議を重ねてきたところでございます。最終的にはいつの段階かといいますと、昨年の12月頃に最終的に、東京都と協議を重ねた結果、一定の費用負担もお願いしたいというところになりました。

○高橋佳代子副委員長  私、豊島副都心開発調査特別委員会では上野副区長に頑張ってという感じで申し上げたのですけど、なかなかそうはいかず、東京都にも基準がありますというようなことだと思うのですけど、そこら辺はお話しされたのですかね。

○近藤都市整備部長  東京都四建事務所とも、担当者、私も含めまして何度もお話しをさせていただいて、設置のハードルがすごく高かったというところをまず御報告をさせていただきたいと。なかなかつけていくということは困難だったということもございます。また、担当課長が申し上げましたように3.5でエレベーターつけてくれというと、区の費用で全部やれと言われかねません。その辺の出し方も大変難しく、やりたいのだったら区で勝手にやるように言われてしまいますので、まずは東京都さんも歩道橋は造りますと、区の意向を酌んで造ってくれますと。うちでもやりますよと要望出して、念押しをさせていただいてということをまずはしております。

その結果、バリアフリーの観点からも含めてエレベーターは絶対設置していただきたいですし、エレベーターにつきましては東京都さんも十分御理解いただいていますので、最初からつけるということでお話はいただいております。今回そのエレベーターの籠の大きさにつきましても、今後また大きくなる分には協議だと思いますけど、その辺については、エレベーター自身の箱が広くなったからといって金額が極端に上がるわけではありませんので、問題は幅員だと思っております。幅員は今後、実際に設計が始まって、どういった形で負担するのかというのは、まさに東京都さんと細かく協議をしながら負担割合を決定していくものと思ってございます。まずは架けさせていただくというところのハードルにつきまして、来ていただきました上野副区長さんにも念を押していただいて進めてきたというところがございます。

○高橋佳代子副委員長  そうなると、環5の1、都道の上に架かる横断歩道橋の最終的な維持管理はどこが負うのか確認させてください。

○小澤土木管理課長  東京都と協議した中で、区道として管理するようにという条件がついておりますので、出来上がった後は区道として管理してまいります。

○高橋佳代子副委員長  架けてはもらうけど、最終的には区がということですね。12月にある程度方向性が決まっていて、今現在3月です。この間を全然知らなくて、聞かないと分からないという思いもあり取り上げさせていただいたわけであります。

警察協議のほうについては、今どのような状況にあるのかお聞かせください。

○嶌田再開発担当課長(心得)  今、第四建設事務所のほうで交通管理者である警視庁とも2月の上旬に立ち会ったというところは報告受けてございます。まだ立ち会った結果につきましては、第四建設事務所から報告がないため、どこに架けられるかという位置等も、この段階では報告ができないという状況でございます。

○高橋佳代子副委員長  場所はまだ言えませんという。一方で、このAからC地区に向かってなので、Cは竣工、建設工事が進んでいるところですけども、このCとの接続についてとかに関してはどのようにお考えなのかお聞かせください。

○嶌田再開発担当課長(心得)  まずC地区でございます。C地区には2つのマンションが建ちます、北街区と南街区です。環状5の1号線に沿いまして、外に北街区と南街区をつなぐデッキというものをC地区の中では整備する予定でございます。そちらの南北のデッキと、今回、公共で設置します歩道橋を結ぶべく、調整を進めているところでございます。

○高橋佳代子副委員長  大事なのは時期だと思うのです。これについても私は副都心委員会で、できれば、保健所が入っている北街区竣工のときにできればベストですよねというように申し上げたと思うのですが、これについてはいかがでしょうか。

○嶌田再開発担当課長(心得)  今、工事工程として想定してございますのは、まず場所が決まった後に、歩道の中に例えば歩道橋の基礎でございますとか、エレベーターを落としますので、そこの下に埋設物があった場合はよけないといけないと、道路の下には下水ですとか上下水管や電気、ガス等入ってございますので、そちらのまず移設工事というものが必要になってまいります。また、並行して歩道橋の設計等が入っていくところでございます。埋設物の移設等が終わった後に初めて工事に入れるというところが段取りでございます。

結論から申しますと、今現在では、早くても南街区が竣工してできるだけ早い時期に竣工すべく今、調整してるというところでございます。

○高橋佳代子副委員長  南街区が竣工した後、できるだけ早く竣工ということは、南街区竣工にも間に合わないということでしょうか。確認します。

○嶌田再開発担当課長(心得)  まだ設計とかも完全に終わっている段階ではございませんけれども、今現在の想定ではそのようなところでございます。ただ、なるべく南街区が竣工して速やかに、それからあまり間を空けないでできるような形で、早めに歩道橋が竣工すべく取り組んでいきたいと思ってございます。

○高橋佳代子副委員長  大分時間がかかるのですね。再開発と一体的なまちづくりなので、そう思うと、少なくとも南街区と合わせて竣工しないと、何か事故でも起きたら大変ですし、利便性が悪いですよね。そこら辺をぜひ、上野副区長に御尽力いただきたいというふうに思うのですけど、御決意を副区長に聞きたいと思い、お願いします。

○上野副区長  C地区の横断歩道橋の件につきましては、都にもいろいろと要望もさしあげまして、調整をしてまいりましたけれども、地下の埋設物の工事、支障になるということがはっきりしてまいりまして、このまさに取り合いとの関係で、まだ予定より時間がかかるということが大体見込めるようになってきたのですけれども、街区全体ができるのに合わせて供用できるようにするのが一番いいと思いますので、いろんなやり方が、都がやるやり方もあれば、別の形でやるやり方もあり得るかと思いますので、いろんな方法も工夫しながら、できる限り早く供用できるような形でさらに検討を進めてまいりたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。