R 6年予特⑤ 文化商工・子ども・教育費 3月11日北岡議員①

小中学校移動教室

○北岡あや子委員  午後もよろしくお願いいたします。

教育費、予算書293ページ、未来戦略推進プラン184ページ、移動教室について伺います。

私は、決算特別委員会において移動教室などの宿泊的行事の充実について要望させていただきましたので、その後の状況についてお聞きいたします。

初めに、今年度の実施状況について教えていただけますでしょうか。

○澤田教育部長  今年度の実施状況についてでございますが、小学校は5年生が1泊2日で山中湖の移動教室、6年生が2泊3日で日光移動教室を実施したほか、特別支援学級の5、6年生が連合で1泊2日で都内巡りを実施したところでございます。

また、中学校では1年生が1泊2日で横浜移動教室、2年生が2泊3日でスキー教室を蓼科で実施、3年生につきましては京都、奈良を中心に2泊3日の修学旅行を実施したところでございます。

○北岡あや子委員  中学校の2年生のこの2泊3日のスキー教室が帰りに高速道路の通行止めに遭ったという御報告を受けまして、それで急遽新幹線で帰ってきたというお話を伺ったんですけれども、この状況はいかがだったのでしょうか、教えてください。

○澤田教育部長  西池袋中学校のスキー教室が2月4日から2泊3日で実施したところなんですが、2日目となる2月5日月曜日、こちらが都内でも積雪の影響で首都高速をはじめ広範囲にわたり交通規制が入りました。この交通規制が思いのほか長引いたため、帰りの日であります2月6日火曜日にも状況が改善される見通しが立たなかったというところでございます。これによりまして、学校長とも相談の上で急遽最寄りの駅から新幹線に乗って東京に戻るという判断を行ったところでございます。予定より少し遅れましたが、午後6時30分頃には池袋で解散することができたということでございます。

○北岡あや子委員  私も記憶しておるんですが、この2月5日は私自身は防災・震災対策調査特別委員会の視察で都内にはいなかったんですけれども、辻議員より豊島区のこの積雪の状況を教えていただき驚き地域の状況を心配したということを思い出しますが、無事に帰ってこられたということで本当によかったと思うんですけれども、このスキー教室自体の延期とか日にちを変えるとか、そういったお考えとか検討はなかったのでしょうか、お聞きします。

○澤田教育部長  この本当に積雪が非常に後範囲の交通規制なども行われて、しかも長引いてしまったという状況で、事前にこれを見通すということはちょっと困難であったということがございます。

そして帰りについて延期することについては、ホテルのほうで次の宿泊のお客さんが埋まってしまっていたような状況があったり、あと個々の御家庭のほうの御予定もあるということを踏まえまして、予定どおりに2月6日の日に東京に帰れるように算段をしたということでございます。

○北岡あや子委員  急遽そういった新幹線で東京に戻ってきたということだったんですけれども、新幹線も混んでいたら例えばその座席が立って帰ってきた子がいるのかとか、その辺の状況がどうだったのかの確認をさせていただきたいのと、その際に緊急的に費用が発生したかと思うんですが、その御負担について教えてください。

○澤田教育部長  座席につきましては急な話で自由席となったんですが、全員が無事に座ることができました。

また、費用につきましては、全額区のほうで負担したいと考えてございます。

○北岡あや子委員  急遽でありますけれども、座席が確保できて自由席であったということですが、座って帰ってこられたということで無事に帰られたということで本当によかったなというふうに思います。

そして、次に来年度は新規拡充事業として移動教室の宿泊単価増に伴う補助の予算が計上されておるんですけれども、この内容について具体的に教えてください。

○澤田教育部長  来年度、貸切りバス代の単価の増、高騰に加えまして小学校6年生の日光移動教室の宿泊料の値上げが実施されるというような状況を踏まえまして、区の補助額を引き上げるために児童1人当たり約2,800円予算を新たに計上しているところでございます。

○北岡あや子委員  1人当たり2,800円の新規計上だということで確認をいたしました。

区では、どういったそのお考えの下こういった支援を行っているのかということを改めて伺えればと思います。

○澤田教育部長  連合行事として実施しておりますこの移動教室につきましては、これまで原則借り上げバス代は全額区が負担ということでございます。宿泊代については、区が半額補助という考え方で行ってまいりました。

今回は物価高騰が続く状況でもございますので、日光移動教室のホテル宿泊代の値上げ分については全額区で負担をすることとしまして、保護者の方々の負担が増えることがないように努めてまいります。

なお、経済的に困難な御家庭につきましては、移動教室、修学旅行とも就学援助制度の中で実費相当の補助を行っているところでございます。

○北岡あや子委員  本当に昨今のこの物価高、高騰の対策、支援として保護者の御負担が本当増えることがないよう改めて要望いたします。

続いて、本区では4年生の移動教室もコロナ禍前には実施をしていたということで私もお聞きしているんですけれども、来年度の実施がないということなんですが、この辺伺えればと思います。

○澤田教育部長  今般のコロナ禍によりまして、一時実施内容を見直したところでございます。現在、段階的に計画を元に戻しているんですけれども、いまだ4年生は令和5年度の段階では実施ができてない状況でございました。

本区の4年生の移動教室でございますが、令和元年度に山中湖で1回止まってしまっているところですが、令和7年度には実施ができるように計画していきたいと今考えて、学校と調整をしているところでございます。

○北岡あや子委員  本区は、4年生のこの移動教室の取組が昭和38年から実施をしてきたという歴史があるというふうに伺っております。もうぜひ実施できるように努めていただければというふうに改めてお願いをいたします。

最後に、今後の移動教室等の実施の方向性について教育委員会のお考えを伺います。

○澤田教育部長  移動教室などの宿泊的行事につきましては、子どもたちにとってかけがえのない貴重な思い出となる教育効果の高い活動であると認識しているところでございます。

今後の計画につきましては、これまでの実施経緯ですとか宿泊的行事の在り方などを学校と十分に協議をして検討してまいりたいと考えます。

○北岡あや子委員  この移動教室は、本当各学年で経験するということはもう児童にとっては本当に一生に一度の思い出になるという本当に貴重な経験になるというふうに考えると、本当に重要だなというふうに認識しております。そのことを本当に十分に踏まえ、費用についての物価高対策、また4年生の移動教室など御検討いただくように要望いたしまして移動教室についての質問を終わります。