令和 5年決特委員会区民費、福祉費、衛生費 10月13日

難病医療費助成・障害者申請手続

 ○北岡あや子委員 次に、難病医療費助成制度手続について質問いたします。本区は、ホームページで難病医療費助成制度の案内は、窓口での手続を推奨されております。今夏は、地球沸騰化と言われるほどの猛暑でした。手続をしに来庁することも体力的にきつく、また、書類に不備があった場合には何度も行き来するなどでとても大変でしたと区民の方から伺いました。

令和4年度難病医療費助成の手続についての利用状況をお聞きします。また、郵送手続でも対応されていると聞きましたが、どのくらい対応されているのか、状況を教えていただければと思います。

○坂本健康推進課長  難病医療費助成につきましては、いわゆる治療法が確立されていない、数の少ない疾患について、現在、国の指定が338、都の単独指定が8疾患、それから人工透析医療などが対象となってございます。

令和4年度には、合計で3,508件の申請を承ってございます。基本的には、添付していただく、一緒に出していただく書類なども多いものですから、窓口での確認をしながらの申請ということをお願いしておりますが、ホームページには、御来庁の難しい方はお電話で御相談くださいというような形では御案内させていただいているところです。実際にお問合せなどありまして、年間100件弱なんですけど、90件前後の郵送での申請、御相談受けながらの手続というのもさせていただいているところです。

○北岡あや子委員  今、御答弁にもありましたが、以前、郵送対応について周知をホームページに掲載していただきたいと御要望をいたしまして、御紹介あったような追記をホームページにしていただきました。そのときの早速の御対応は、本当に感謝しております。

しかしながら、区民の方から、これでは郵送対応をしているかということは実際分からないということで、郵送できるということが分かるような記載を再度お願いしたいという要望がありましたが、いかがでしょうか。御見解を伺います。

○坂本健康推進課長  難病医療費につきましては、都の事業でございまして、申請窓口が区にはなっております。更新のお知らせなども東京都から一斉に送られておりまして、基本は窓口での手続です。郵送している自治体もありますので、お問い合わせくださいというような御案内にはなっております。

周辺区見ましても幾つか郵送受付をしておりますとか、御案内をはっきり出している区もあるところは認識しているんですけれども、実際に区としましては、郵送の御案内をしたときに、先ほども80件と申しましたが、半分ぐらいの方は再度こちらからお電話をしたりとか、やはり不足する書類があって確認をしたりとか、その御連絡が難しいとか、なかなか現場の窓口では苦労しているところがございます。

ただ、一方、今のホームページの表記では、郵送できるのかどうか分からないという御意見はごもっともかなとは感じておりますので、ちょっと表記については今後検討させていただきたいと考えております。

○北岡あや子委員  よろしくお願いいたします。

10月1日以降、難病法の改正により、難病医療費助成の開始時期が申請日から重症と診断された日へと前倒しをされます。本区ホームページでも既に周知をしていただいております。厚生労働省のPDFを開いて詳細が分かる状態でございます。新しいことにはなりますので、この周知方法として、ホームページを開いたらすぐ目に留まるようなPDFを貼り付けたりですとか、分かりやすく見やすい掲載はできるのでしょうか。お考えを伺います。

○坂本健康推進課長  こちらは、10月1日から難病の手続の取扱いが変わったものでございますけれども、これまでは医療費の申請日からでなければ助成がされなかったんですけれども、一緒に出していただく医療機関での調査票などの診断日に、その日までは遡れるというような形で取扱いが変わっているところでございます。そちらにつきましては、今おっしゃったように、区のホームページには一応掲載はさせていただいているんですが、掲載の仕方については工夫の余地はあるかと思いますので、今後も検討したいと思います。

また、それから、あわせて、一昨日の10月11日号で、一応広報としまには掲載させていただいております。また、それぞれ難病と併せて、小児慢性疾患等もあるんですが、指定医の先生方には、診断書を書かれる先生方には、個別に御案内などして周知を図っているところでございます。

○北岡あや子委員  引き続き御対応をお願いいたします。

【障害者申請手続】

次に、障害者申請の手続について。不慮な事故や突発的な病気により障害を患われた方は、悲しみを抱えたまま様々な手続に追われます。手続方法の周知について質問いたします。令和4年度の障害者申請手続についての状況を教えてください。

○田邉障害福祉サービス担当課長  中途障害になった場合ですと、身体障害者手帳の申請が必要になるといったところで、身体障害者手帳の昨年度の交付者数は409人となっております。あと、ちなみにですが、愛の手帳については58人といった状況でございます。

○北岡あや子委員  区民の方から、夫が不慮の事故に遭い、あしたからの生活はどうなるのだろうと、漠然とした不安の気持ちを抱えたまま手続に来庁しました。あちこちでの部署での手続が必要で、疲労こんぱいの中、とても大変だったというお話を伺いました。

町田市のホームページなどでは、手帳の申請方法をイラスト入りで工夫した説明を掲載しております。また、来庁される前に事前にどんな手続が必要なのか、また、こういった内容も御相談くださいといったような、本区のホームページにもイラスト入りで何かこう分かりやすい、目で見て分かるようなものがあればと考えますが、いかがでしょうか。お考えを伺います。

○田邉障害福祉サービス担当課長  障害者の手帳の件については、ホームページに掲載をしているところですが、手帳以外にも障害年金だったり、それから傷病手当だったり、また介護保険が必要な場合は介護保険といった、いろいろな様々な手続があるということは承知してございます。

そういったところで、いろいろな相談場所に行かなければいけないというのは本当に探すだけでも大変なことかなと思いますので、御指摘いただきました件につきましては、他の支援内容、他部署や他機関との連携が必要になりますが、調整をさせていただきながら、ホームページで分かりやすく掲載できるように、御案内できますように、前向きに検討してまいりたいと考えています。

○北岡あや子委員  不安な気持ちを抱えて来庁される方の気持ちに寄り添った対応をお願いし、質問を終わります。