○此島澄子委員 ありがとうございます。今後心配なのは、高齢者の方まじめだと思うんですね、本当にね。ただ、これから豊島区、ひとり暮らし高齢者の方が多い中で、ましてや後期高齢者という形になりますと、手続もコンビニまでなんですけども、コンビニで支払いだったらまだいいんですけども、だんだん認知症になっていったり、私が体験した地域の例は、御兄弟でいらっしゃるんですけども、1人が入院しちゃって、1人が認知症という形で、病院に入った人は正気なんですけども、医療費も、それから介護保険料、さまざまな区民税も全然払えない状況で、兄弟はもちろん認知症ですからできないという方向で、私がさかのぼって2年ぐらい支払った経緯があるんですけども、こういう立場でなかったら払いましょうねとも言わない、まあいいかみたいに思ってしまうかと思うんですけども、請求書がたまっていましたから、御本人の了解を得て支払いをしたという経緯があるんですけど。
そういう形で入院してしまったり、いろんな形で高齢者の方というのは、払うという気持ちはあっても、なかなかそれができなくなっていくということもありますので、年金から引き落としになっていればそういう問題もないかと思うんですけど、年金から引き落としになっているパーセンテージが何か低いみたいに伺ったんですけど、その辺はいかがでしょうか。
○直江高齢者医療年金課長 75歳以上の後期高齢者医療の支払い方法ということでお答えしますと、年金からの特別徴収につきましては、現在49%となってございます。それ以外に口座振替でお支払いいただいている方が約39%と、合わせて8割程度の方が年金、または口座振替となってございます。
○此島澄子委員 なかなかそういう感じですので、ひとり暮らし高齢者がふえていって、認知症もふえていってという形では、何らかの対策が必要かと考えます。
もう一方、区民の立場に立って、初日のときに、情報管理課で基幹システムの進捗状況についてということでお話しちらっとしたんですけども、今度、基幹システムの改修によって、さまざま住民記録から全部、国保といった窓口業務のシステムを入れかえることでどんな効果が出てくるのかなと。それを聞きたかったんですけども、ちょっとそれを確認したいと思います。
○高橋情報管理課長 今現在、委員御指摘のとおり、基幹システムの入れかえを行っております。このオープン化という業務を行うんですけども、特徴的なこととしまして、システム共通基盤という1つの基盤の上にいろいろなシステムを乗っけております。そうしますと、税と国保、国保と住民記録というような、そういった各業務間の連携がしやすくなります。そういったことによりまして、それぞれのデータがお互いに参照できる、また余分な機械を買わなくて済む、このような効果があらわれております。
○此島澄子委員 わかりました。そのシステムの内容はよくわかりませんけど、難しいことは、これによってその人の情報が一元管理できるみたいな形で、医療費が払っていないと、区民税もきっと滞納して、あちこち、そういう形で横の連携といいますか、すべてにわたって滞納状況とかがわかるかなと思うんですけども、一方、区民の方たちも、少しずつおくれた分を払いたいと思っても、1カ所でなかなか、1カ所だけで終わるものではないので、多方面にわたってそういう手続というのがなかなか、支払いの部分から考えても厳しいものがあるかと思うんですね。こういう御時世ですから、もう本当に、例えばおまとめローンじゃないですけども、そういった形で少しずつ全体を見渡した状況でもって、その方の支払いも考えていってあげるみたいなものが必要かなと思って、こういったシステム管理、基幹システムの進捗によってそういったことが進むと、また、区民の方にとってもそれは大きなメリットかなと考えております。さまざまな観点で大変厳しい状況の中で、コンビニ収納とか、いろんな方策で取り組んでおられると思いますけども、これからも税の公平性という部分でしっかりと税金を納めるという、そういった義務も果たしていただけるようによろしくお願いいたします。