【被災地視察報告】
防災・震災対策調査特別委員会は、能登半島地震の被災地を視察いたしました。公明党から北岡議員が副委員長として、西山幹事長とともに視察しました。
1日目は珠洲市を訪問しました。
石川県能登半島地震復興支援ガイドツアーに参加し、ガイドの説明を受けながら見附島および鵜飼地区を視察しました。被災の爪痕が今なお色濃く残る現場を前に、災害の規模と長期化する復興の現実を実感いたしました。
その後、珠洲市役所を訪れ、泉谷市長ならびに番匠議長へ表敬訪問を行いました。市長からは被災当時の状況や現在直面している課題についてお話を伺い、あわせて地元消防団の方から、発災直後の現場対応や使命感で地域のために支援に取り組んだ実体験について、貴重なお話をお聞きしました。
2日目は、公益社団法人ピースボート災害支援センターの現場スタッフの方に同行いただき、街を巡りながら支援活動の状況を伺いました。
キッチンカー「FOOBOUR(フーバー)」を活用した食の支援の現場を見学し、民間団体ならではの機動力と継続的な支援の重要性を実感しました。
また、地元スーパーでは、2メートルを超える土砂災害の被害を示す柱を確認しました。店舗面積を三分の一に縮小しながらも、地域住民の生活を支え続けている姿に、被災地の強さと現実の厳しさを感じました。
さらに、空港近くの道の駅に設置された仮設トイレを利用しましたが、暖かい空調、ウォシュレット完備、明るく清潔な環境が整えられており、仮設トイレの質の高さに大変驚かされました。
今回の視察を通じ、想定外の大規模災害においては、自治体の対策だけでなく、多様な主体による支援が不可欠であることを改めて痛感しました。
防災備蓄、トイレ・入浴環境、宿泊体制、食事支援、顔の見える街づくりなど、災害時における生活支援の在り方について、今回得た知見を豊島区の防災・災害対応力の強化にしっかりと活かしてまいります。



