21R3.9.28 9月27日(月曜)に伝統工芸士の認定式を開催しました

9月27日(月曜)に伝統工芸士の認定式を開催しました

令和3年9月28日

豊島区は9月27日(月曜)に、「東京組紐」の平田武士さんと、「江戸べっ甲」の宮本拓哉さんを伝統工芸士に認定しました。お二人は平成17年に豊島区伝統工芸保存会に入会しております。

豊島区には伝統工芸士認定制度があり、”当該伝統工芸品の製造の実務年数が15年以上あり、かつ、現在もその製造に直接従事していること”や”現に豊島区内に居住し、かつ、生業としていること”など、いくつかの認定要件を満たした上で、認定審査会を経て決定します。伝統工芸士の認定を受けた方は、自ら製造した工芸品に「豊島区伝統工芸士」の表示をすることができます。

今回認定を受けた平田さんは長崎の工房にて東京組紐職人としてご活躍されています。高台を使用した笹波組、貝ノ口組、丸台全般を専門としており、笹波組の手綱、縞、菱柄について高度な技術を持っています。また近年では、映画「君の名は」の取材協力や作中で流れる組紐制作の音源を担当されました。

宮本さんは巣鴨にて江戸べっ甲職人としてご活躍されています。江戸べっ甲の中で最も難しいとされる柄合わせの技術を用いた眼鏡制作を得意としており、東京都伝統工芸品の伝統的技術技法の継承発展に関する感謝状が贈呈されています。

認定を受けたお二人の作品は、11月2日(火曜)~4日(木曜)に開催予定の豊島区伝統工芸展にて展示・販売いたします。実施の際には感染症対策を徹底の上、ぜひお越しください。

認定式の様子

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