R 6年決特 区民、福祉、衛生費 辻議員10月11日

帯状疱疹・子宮頸がんワクチン接種

 ○辻薫委員 次に、ワクチン接種につきまして伺いたいと思います。

最初に、帯状疱疹ワクチンについて伺います。

まず、この帯状疱疹ワクチンにつきましては、公明党が要望して、令和5年度の予算の中で費用助成ということで入れていただきました。まずは感謝申し上げたいと思っております。

そこで、この帯状疱疹ワクチンについて、令和5年度6月より実施されているわけですけれども、対象者や一部助成のこの概要についてお聞かせいただきたいと思います。

○飯嶋保健予防課長  まず対象の方でございますが、区民、在住の方であるのは当然なんですけれども、50歳以上の方が対象となっております。

また、その助成の内容でございますが、こちら帯状疱疹のワクチンは不活化ワクチンと生ワクチンがございまして、不活化ワクチンは2回打つワクチンなんですけれども、その2回の接種それぞれ1万1,000円を補助するような形で対応しております。あと生ワクチンにつきましては、これは1回接種すればよいワクチンなんですけれども、5,000円の補助をしております。

それぞれ金額が違いますのは、不活化ワクチンのほうが金額が高く、生ワクチンのほうが金額が不活化ワクチンに比べると安いということになっておりまして、それぞれ半額程度の助成ということで行っております。

○辻薫委員  それでは、令和5年度のこの接種状況について伺いたいと思います。

○飯嶋保健予防課長  令和5年度の帯状疱疹の接種状況でございます。

まず生ワクチンのほうでございますが、令和5年は428件でございました。

また、不活化ワクチンでございますが、不活化ワクチン1回目接種された件数が4,243件、不活化ワクチン2回目接種された件数が3,457件となっております。

○辻薫委員  大分多く接種されていると思いますけれども、それでは、令和6年度、現在までの接種状況について伺いたいと思います。

○飯嶋保健予防課長  令和6年度につきましては、令和6年8月末時点の数字ということになりますが、御了承ください。生ワクチンにつきましては、88件接種を行っております。不活化ワクチンにつきましては、不活化ワクチンの1回目が909件、不活化ワクチン2回目が1,145件となっております。

○辻薫委員  今後、定期接種化への方向の検討がされていると伺いましたけれども、この定期接種化になりますとどのようなメリットがあるか、お聞かせください。

○飯嶋保健予防課長  定期接種につきましては健康被害が起きたときの補償というのが通常のお薬に比べまして充実されたものとなっております。

○辻薫委員  それでは、本区として来年度に向けてどのようなこの予算措置をされているのか、まだこれからだと思いますけれども、一度確認させていただきたいと思います。

○飯嶋保健予防課長  来年度につきましては、国のほうで定期予防接種が検討されているということなんですけれども、まだいつから定期予防接種になるかということが明示されておりませんので、現状の任意接種の帯状疱疹の予防接種につきまして予算計上を継続しております。

ただ、国のほうの定期予防接種がどのようになるかという状況を注視しながら、それに応じまして定期予防接種化が国のほうでいつからということが明示された、また内容につきましても詳細が明示されたときには、それに併せて対応してまいりたいと考えております。

○辻薫委員  私もこの間かかりつけ医に行って、前回帯状疱疹ワクチンいつ受けたのかって聞いたら、もう5年前だということが分かりまして、もうそろそろいいんじゃないですかということで、これから申込みをするところです。やはり人によってどの程度の間隔空けてとかって様々あると思いますが、そういった意味では区民の方が関心を持っておりますし、さっき定期接種ということはあったんですけど、私たち公明党も各地方でこの要望していまして、全国的にということで展開して、そうなってきたというふうに思っていますので、引き続きこの帯状疱疹につきましては、結構かかっていらっしゃる方がいますので、丁寧に対応していただきたいと思います。よろしくお願いしておきます。

次に、子宮頸がんワクチンについて伺います。

令和5年度のこの接種状況について、まず伺いたいと思います。

○飯嶋保健予防課長  令和5年度の子宮頸がんワクチンの定期接種の接種状況でございます。定期接種につきましては、令和5年は1回目接種の件数が664件、2回目の接種の件数が434件、3回目の接種の件数が261件、合計しますと1,359件接種をされております。

○辻薫委員  1,359件ということですけれども、そうしたら令和6年度、現在までの接種状況について伺いたいと思います。

○飯嶋保健予防課長  HPVワクチンの定期接種の令和6年度の接種状況でございます。こちら4月から8月の接種分の集計となりますことを御了承ください。1回目でございますが、404件、2回目が183件、3回目が37件、合計624件となっております。

○辻薫委員  既に624件になっていると確認ができました。

それでは、キャッチアップ接種のこの対象者や期間など実施内容について改めて確認させていただきたいと思います。

○飯嶋保健予防課長  キャッチアップ接種につきましては、こちら子宮頸がんワクチンは約10年前に定期予防接種化されたわけなんですけれども、定期予防接種化されてすぐに健康被害の疑いなどによりまして積極的勧奨の差し控えという状況になりました。その後、約10年ぐらいになりますが、接種期間の差し控え、積極的勧奨の差し控えの期間がございまして、その後そういった疑われた健康被害等々安全性等が確認されまして、積極的勧奨の再開がされました。

ただ、この子宮頸がんワクチンの対象年齢が小学校6年生から高校1年生となっておりまして、積極的勧奨の差し控えの期間にその定期予防接種の接種期間が過ぎてしまった方、そういった方につきまして接種機会を与えるという目的でキャッチアップ接種というのが行われております。

キャッチアップ接種につきましては、今年度の3月31日が期限となっておりまして、その間にキャッチアップ接種を受けられる方は、定期予防接種の方と同様に無料の扱いで接種ができる状況となっております。

○辻薫委員  このキャッチアップで接種された方の接種状況とともに、来年3月までということでおっしゃっていましたけれども、そういう意味では、この期間にしっかり接種していただくためにどのように本区として取り組んでいかれるのか、その点につきまして伺いたいと思います。

○飯嶋保健予防課長  この子宮頸がんワクチンの予防接種は、3回打つことが標準なんですけれども、この3回打つためには約半年かかります。なので、本年度は、もう4月入ってからもなんですけれども、積極的にそのことを周知ということで行っておりまして、また6月から7月にかけては各町会の掲示板などに豊島区産婦人科医会の先生から御提供のありましたポスターなどを貼っていただくようにということで、各町会の連絡会のほうに私も出向きまして御協力をお願いいたしまして、町会の掲示板のほうにポスター貼っていただくとか、またデジタルサイネージに載せていただいたり、またホームページ上におきましてもその周知のほうさせていただいております。

また、7月におきましては、そのキャッチアップ接種対象の方で本区の記録に3回接種したというような記録がないような方につきましては、個別勧奨ということで、はがきを送らせていただいております。

○辻薫委員  丁寧に御説明いただきまして、ありがとうございます。

子宮頸がんワクチンにつきましては、防げるがんという対策としても大きな期待が寄せられているわけですけれども、引き続き丁寧な説明と情報発信をお願いしたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

それでは、次に、今度はHPVワクチン男性接種助成について伺います。

今言ったように防げるがん対策として大きな期待が寄せられているわけですけれども、この子宮頸がんワクチンの接種とともに、この男性に対するこのワクチン接種についてはどのような効果があるのか改めてお聞かせいただきたいと思います。

○飯嶋保健予防課長  男性のHPV接種でございますが、こちらまず男性につきましては、このワクチンをすることで防げるような病気、尖圭コンジローマや、また肛門がん、そういったものがHPVによって起きるとされておりまして、そういったものをまず防ぐことができます。

海外の状況でもございますが、男性がこのHPVワクチンを行うことで、女性におきましても子宮頸がんが、両方、男性も女性も接種することで減ったというようなことが述べられております。

○辻薫委員  それでは、現在までの接種状況につきまして伺いたいと思います。

○飯嶋保健予防課長  接種状況でございます。こちらは今年の6月から始めたものとなっておりますが、令和6年のこのHPVのまず対象の方が小学校6年生から高校1年生までとなるのですが、接種状況としましては、1回目が、4月から8月まで集計となりますが、1回目打たれた方が174件、2回目された方が40件、合計、合わせまして214件接種がされております。

○辻薫委員  214件ということで、私は思ったより多いなというふうに感じております。

それでは、接種を推進していくための課題につきまして伺いたいと思います。

○飯嶋保健予防課長  接種を推進するためには、やはりこのHPVのワクチンの効果や、あとまた効果に併せまして副反応等もございまして、それも併せて区としては周知をしっかりとしていきたいと考えております。

○辻薫委員  この接種に当たり、児童生徒本人の理解と併せて、女子の接種と同様に保護者の理解が非常に重要であると思いますので、引き続きその情報提供をお願いしたいと思います。

それでは、最後に、今年度の取組になりますけれども、小児インフルエンザ任意予防接種の一部助成につきまして伺いたいと思います。

今年度、まさに今月から接種期間が始まりました、まずこの小児インフルエンザ任意予防接種について伺いたいと思います。

○飯嶋保健予防課長  小児のインフルエンザの予防接種でございますが、こちら対象といたしまして生後6か月から中学校3年生相当の小児としております。

助成の金額といたしましては、1回当たり2,000円の補助しております。こちら13歳未満の方は、このインフルエンザのワクチンは2回接種となっておりますので、2回分、13歳以上につきましては1回の接種とされていますので、1回分の接種の助成をしております。

○辻薫委員  今接種の想定では1万3,500人程度を予定しているということですけれども、今まだ同様の接種をしている区というのは7区ということですので、その取組について期待をしているところでございます。

今日は、ちょっと詳しくワクチン接種についてお聞きしたところでございます。なぜこのことを取り上げたかと申し上げますと、やはり誰一人残さないという意味では、区民の健康、そして施策の推進をしっかりしていただくということで、私たちも公明党として推進をしていますので、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。