R6年決特別委員会 10月15日 清掃環境・都市整備費自由質疑

千川幹線浸水対策について

○辻薫委員  私からは都市整備費で、浸水対策について伺いたいと思います。今定例会の都市整備委員会でも報告をいただいたところでございますけども、まず、この千川増強幹線事業について伺いたいと思います。

平成25年、区内のこの南大塚地域で発生したゲリラ豪雨により、130件を超える床上・床下浸水の被害があったということがございますけども、当時、区で対応したグレーチング蓋への変換、変更、と東京都が行った対策について、まず確認させていただきたいと思います。

○小堤道路整備課長  平成25年の8月に浸水被害がございまして、このときは雨量が1時間で54ミリという雨が降りました。本当に局所的で、大塚のところが一番多く被害が出たところでございます。先ほど言いましたように130件の床上・床下というのが出ました。

そこで区は、今言われたグレーチングの変更については、周辺で17か所行ってございます。それと、ほかに私どものほうで土のうステーションというものを、南大塚一丁目の児童遊園のところに設置をいたしまして、常時誰でも土のうを持っていってもらえると。100体ぐらい常備、そこに保管しているといったような対策も取ってございます。

それと、下水道局さんのほうで、周辺の、1点に集中して、産業通りのほうに流れている雨水を分流して、分けて流すという工事も、それは下水道局さんのほうでございますけども、やってございます。

それとあと、浸透ますを文京区側の坂の上のほう、こちらから流れてくる水が多かったものですから、そちらを分流式にした、浸透ますを設置しまして、なかなかそれを機能するために私どもも改良をしながら、そういった対策は取っているところでございました。

○辻薫委員  発生当時は大変な思いをしたということで、根岸委員からも聞いているんですけれども、いち早くそうした対策をしていただいて、ただ、根本的な取組としてはその後のことになってくるわけでございますけども、その後に地元の皆さんと東京都へ陳情した結果、豪雨対策下水道緊急プランを作成いただいて、本格的な対策が取られたということですけれども、その工事の進捗状況について伺いたいと思います。

○小堤道路整備課長  この間の都市整備委員会で、公園緑地課から、公園の整備が終わったということで報告をさせていただいているところでございますけれども、千川増強幹線については、8月の末から取水ができるようになってございます。取水口3か所あるんですけれども、それの2か所ができるようになりましたので、おおむね、大体8割の機能が確保できているということで、今、既存である千川幹線に流すようなものがもう出来上がっているといったところでございまして、公園の復旧作業についても終わったということで、先日報告をさせていただいたところでございます。

○辻薫委員  今、公園の件も出ましたけども、工事中、確かに公園のこの利用を一部制限していたということで、公園のこの復旧工事も完了したという報告いただきました。改めてどのように整備がされたのか伺いたいと思います。

○片山公園緑地課長  公園の整備ですけれども、この工事の関係で、令和3年から令和6年の8月まで、長きにわたって工事エリアとして上池袋東公園、それから宮中公園の一部が下水道局の工事によって制限されていたといったところでございます。

この千川増強幹線の公園を利用する工事が終わったということで、基本的には現況復旧という形で元に戻していただいているといったところでございますけれども、長期間にわたって地域の皆様方に御負担をおかけしたということもございますので、遊具等は新しいものを設置していただいているところでございます。複合遊具の幼児用のもの、それから児童向けのものに加えて、パーゴラについても、日よけがあらかじめ考慮された最新式のパーゴラを設置していただいてございます。それから、トイレについては、かつては男子用の、バリアフリートイレを男女兼用で使っていたといったトイレでありましたけれども、改めて整備していただいたトイレには、男性用と女性用を分けていただいて、なおかつバリアフリートイレも設けていただいたということで、以前に比べてグレードアップをして復旧していただいたといったところでございます。

○辻薫委員  単なる復旧だけではなくて、そして、さらによりよく改善されたということで、大変にうれしく思っております。

それで、一方、西側でもこの夏、高松地域、私の地域でございますけれども、7月8月と、やはり集中豪雨によりまして一部床下浸水が発生したところでございます。この地域では、調査を行って、東京都下水のほうで計画を立てて、今やっているところでございますけども、この工事の進捗状況につきまして伺いたいと思います。

○小堤道路整備課長  高松の下水道工事でございますけれども、こちら下水道局さんのほうで発注してもらいまして、昨年、令和5年の1月には業者さんが決まって、工事を進めていくという計画でございました。ただ、今年の2月、3月に現地を幾つも試掘調査をして、土質でありますとか、埋設管の状況というものを調査したところ、計画どおりに施工するのが非常に困難、土質のほうも悪くて、その工法を少し変えなきゃいけないということをせんだって報告を受けて、今現在、その修正計画というか、計画を変更する検討をしているといったような段階と聞いています。

○辻薫委員  試掘のこの工事を行って、新たにそういうことが分かったということで、今後また本格的な工事があるときは、やるときは、都からも説明をいただきたいってことでちょっと要望させていただきましたので、それはぜひよろしくお願いしたいと思います。

それで、この千川増強幹線って名前を聞いただけで、実はうちのほうのこの千川というところで、高松地域ももう終わったんじゃないかという、そういうふうに、それこそ勘違いされている方もいらっしゃいまして、まだですよということで話したんですけども、ちょうど千川中学校の改築工事も相まって、今、様々、その地域の工事がこれからあるんですけども、ぜひ、そういう意味では、改めて区としても、併せてグレーチングのこともありますし、雨水ますの設置も要望が出ているところでございますので、引き続き地域の皆様の声を聞いていただきまして、本格工事に当たっていただきたい。それを最後に要望させていただいて、私の質問を終了いたします。