24R6年 決特委員会10月17日 文化商工・教育・子ども 辻議員

日本語教室、外国人への日本語学習支援

○辻薫委員 次に、文化商工費になりますけども、ここでも日本語教室を取り上げさせていただきたいと思います。豊島区内の日本語教室についてですけども、豊島区ではボランティアによる日本語教室がございます。まずは、どのような教室があるのか、教室数とともに参加可能な人数についてお聞かせいただきたいと思います。

○小野学習・スポーツ課長  今度は大人の方への日本語学習ということでございますけれども、日本語を習得することを希望される外国籍の方には、先ほどありましたボランティアによる日本語教室、区内の大学も日本語教室を実施しております。そういった日本語教室を開催しているサークル、大学を紹介しているという状況でございます。

また、学習者数でございますけれども、令和5年度の実績でいきますと、6,200名の方が日本語を学んでいるという状況です。こちらにつきましては、コロナ前も人数が多かったんですけど、そのときは5,400人程度ということでございますので、コロナ前を超えたというような状況でございます。

○辻薫委員  やはり外国籍の方が増えていると同時に、何とか自分も日本語を習得していきたいという思いが多いんだろうというふうに思っております。

そこで、ボランティアによるということですけども、区からの支援、財政的な支援とか、それはどうなっているんでしょうか。

○小野学習・スポーツ課長  区の直接の公費の負担とは、そういったことは行っておりませんけれども、活動する拠点、こちらのほうは区の施設を無料で提供しております。また、現在、10団体12教室、活動しておりますけれども、その内容のパンフレットを作りまして周知したり、あるいは、ホームページでその活動を周知したりということで支援をしているという状況でございます。

○辻薫委員  参加費用などもまちまちの状況でございますけれども、こうした参加費用については、どのような形でやっていらっしゃるんでしょうか。

○小野学習・スポーツ課長  講座自体は無料というふうに聞いてございます。ただし、教材、こちらのほうが大体3,000円ぐらいかかるというふうに聞いております。

○辻薫委員  中には、行くたびに100円を出してくださいということでやっているところもございます。教室で実際にボランティアされている方に直接伺いました。そこではマンツーマンで15人ほど受け入れているということで伺いましたけども、現在、大勢の外国人が待機をしていると、連絡をして申し込んでもすぐにできないというような状況でございます。そういう意味では、ここだけではなくて、他の教室の状況はどうなっているか把握されていますでしょうか。

 

○小野学習・スポーツ課長  日本語を学びたい方がボランティアの講座を受けるわけですけれども、様々な学習の方法があるというふうに聞いております。マンツーマンのやり方、グループを組んでやっている方、それから、オンラインで実施しているというところも聞いてございます。それから、外国からいらっしゃる時期というのもございまして、日本だと3月、4月が学校、卒業の時期ですけど、海外だと9月とか10月とか、そういったときに利用する人数が増えるというふうにも聞いてございますので、多少お待ちいただくというような期間もあるかというふうには聞いてございます。そういった横のつながり、しっかりとネットワークをつくって、利用者のほうにお伝えしているという状況でございます。

○辻薫委員  今後ますます需要が見込まれるわけですけども、児童生徒とともに保護者としての外国人への日本語学習支援、地域にとってもコミュニケーションを図っていく上で重要な取組と考えております。今後は、先ほどのマンツーマンからグループでの学習に切り替えなど工夫していただきたいと思っております。

最後に、今後の取組について御所見をお聞かせください。

○小野学習・スポーツ課長  区の施策もございます。国でもオンラインでの実施もやっているようでございます。地域に溶け込んで、地域の皆さんと一生懸命生活できるよう、学習・スポーツ課としても応援していきたいと思っております。