令和 4年予特 島村議員 3月 2日 ②議会・政経・総務費自由質疑

災害時要支援者の意識付け

○島村高彦委員  先ほども地域の治安対策に関する関心が区民の中で一番高いというようなお話がございました。そうした観点から、治安対策に大きな効果を発揮しております防犯ビデオ設置事業についてお尋ねをいたします。

今年度も防犯力向上助成事業や見守り活動支援事業として予算計上、4年度も予算計上されております。この事業はたしか十数年前に初めて開始された事業だったと思います。そのときに私どもの町会は待ってましたとばかり、一番に手を挙げまして、区内でたしか2番目ぐらいに防犯カメラを町に設置した記憶がございます。それほど関心のあった地域なんですが、これは町会、商店会、PTAの団体、区民が参加する団体が申請をできるというふうに伺っておるわけでございますが、現状、代表して、町会のみに限って、その設置状況、129町会中、何町会がこれを申請して設置しているか、お聞かせください。

○黒澤治安対策担当課長  町会のカメラの設置状況について御説明いたします。

129町会中、今、令和4年2月現在で103町会がこの公的な補助、区のほうの補助を使ってカメラの、防犯カメラの設置をしております。

○島村高彦委員  103町会ということで、かなりの町会が設置をしているわけですが、この設置していないところについては、どういった理由で設置を申請しないのかというような調査ないしは声かけ等はやっておられるんでしょうか。

○黒澤治安対策担当課長  設置してない町会について、理由の調査というのはしておりませんが、ここのない町会に、補助を使って設置をしてない町会なんですけども、そのほかの公的なカメラ、例えば通学路カメラだとか、警察で使っている防犯カメラだとか、そういったものを設置している町会があるのが状況であります。

○島村高彦委員  この助成事業以外にもほかに防犯カメラ等があって、そういったものが非常に機能しているということでございます。

それで、うちの町会なんかでもあるんですけどね、設置し終わった後に地域の人から、どうしてここにはつけなかったのという、言う人がいるんですね。設置しているときは知らなくて、ついてるのを見て、私の家の前にないというような勝手なことを言ってくる人もいるわけなんですね。変な話、役員たちで決めて、ばあんと申請する、するわけですよね。実際にこの申請も非常に手間がかかります。今はかなり職員の皆さんがお手伝いしてくださるんで楽になったんですけど、当初は本当に大変な思いをした記憶がございます。そういった中で、やはり町会が設置をするという段になって、その町会につける場所等々の御相談ですね、そういったことというのはなかなか今の中では、人員体制の中では難しいかと思いますが、その辺の指導だとか相談体制の整備というのは、今後、いかがなもんなんでしょうかね。

○岡谷危機管理監  私、喜んでやらせていただきますので、いつでもおっしゃってください。実は、私、池袋警察署長の前に、平成25年2月から三田警察署長をやっておりました。この頃から防犯カメラの設置促進というのが始まっていくんですけども、私はその前にずっと凶悪事件を担当していましたので、その必要性については重々承知してましたので、三田警察署時代も防犯カメラの設置を呼びかけるために、土曜でも日曜でも町会に行きました。だけど、署長、どこつけたらいいか分からないよ。それで防犯係長と一緒に回っていって、ここつけたいといっても、実はそのそばにコンビニが、カメラがあったり、別の警察のカメラがあったりすれば無駄なんですね。死角をなくすことが第一でありますので、池袋署長のときもある町会の御相談を受けたので、私、自分の目で行って指導させていただきましたので、それは私ども3人にお任せいただければ、いつでも行きます。お約束いたします。

○島村高彦委員  大変にありがとうございます。申請に手間取っているような地域もあるかと思います。ぜひその辺の支援をよろしくお願いしたいと思います。

それで、これは実際に設置して利用するのはほとんど警察なんですね。私もしょっちゅう事件のたびに電話がかかってきまして、見させてもらいたいと。もう私に断らないでいいから勝手に見てくれよというふうに言ってるわけなんですけども、事件のたびに係が違ったりするわけですね。交通捜査だったり、刑事課だったり、あるいは防犯係等々、生活安全課だったり、いろいろあるわけでございます。

ちょっと話ずれちゃいますけど、うちの町会は、当初、ある部署の設置した主体が解散、消滅してしまいまして、それで、その後、引継ぎが不十分で、見れないと、防犯カメラが見れないという年数が実は続いておりまして、それを知ったのがつい最近なんですね。だからその辺の情報も警察のほうにはどうぞ見てくださいと言っておきながら、見れなかったという実態があったわけです。お聞きしているかどうか。それは非常に犯罪捜査において非常にマイナスなことだったわけでございます。今、至急、見れるように私が動いているわけでございますけれども、その辺の警察署との情報の共有ですね、それがあるのかないのかをお聞かせ願えたらと思います。

○黒澤治安対策担当課長  今、委員のお話ありました町会、当初つけたところが、管理する団体が消滅してしまったという話なんですが、そういった申出があれば実際分かるんですけども、それがないとちょっと正直なところ分からないというのが現状であります。ただ、今のところ管理というのは、町会だとか、商店街だとか、そちらにお願いをしているというか、そこが主体になって管理してもらっておりますので、ぜひそういうところがあれば、連携を取ってもらって、そういった管理の間隙が生じないように協力をしてもらえたら、こちらとしてもよろしいかと思います。

○島村高彦委員  当然設置主体が責任を持って管理をするというのが大前提だと思います。一方で、やはりこの間、捜査のお役に立てなかったということで、そういった問題が、警察のほうもそういった話を我々にしてこないんですね、悪いと思って。だからその辺、区が補助を出して設置された防犯カメラが実際の捜査でどういうふうに利用されているんだということを今後ちょっと考えの中に入れていただきたいなというふうにつくづく今回思ったもので、その辺、今後取り組んでいただきたいと思うんですが、なかなか難しいんでしょうかね。

○黒澤治安対策担当課長  実際の今じゃあ運用の状況として、現実的にどうなのかという話なんですけども、例えば池袋の管内にあるから池袋署だけがそのカメラを見るかといったら、そうではなくて、これは全国の警察が確認しに来るんですね。その状況でカメラが見れないよとなったら、当然それはもう捜査員は次の手段を考えて、じゃあ次、次という形でやっていくので、なかなか、じゃあここ見れませんでした、何とかしてくださいという連絡が来るかというと、実際、かつ連絡の宛先がないよという話になってしまうと、そこでちょっと終わってしまうというのがありますので、ぜひそういう話があれば、我々のほうに御連絡いただければ対応していきたいと、このように考えております。

○島村高彦委員  分かりました。

今回は、ちょっとそのことは誰も気がつかないで時が経過してしまってたという理由があります。せっかく補助金を出して設置したカメラですので、これ非常に防犯カメラというのは犯罪の逮捕、検挙だけではなく、一般の人にとっても冤罪の防止等に非常に役立つわけでございます。だから本当はもう死角がないぐらい、町中に張りめぐらさせていくと、それがやはり本当の、何ですか、善良な人間にとっては力強い味方となってくるわけでございます。したがいまして、今後、さらにこの事業を区民に周知、周知というのは、本当にこの重要性を分かってもらう。既に防犯カメラの重要性というのはかなりの区民が自ら自覚しているわけでございます。そういった点から、元池袋署長であった岡谷危機管理監が在任中にぜひこの強力な治安に強いまち、犯罪者が豊島区では罪を犯すことができない、そのくらいのまちにしていただきたいと思います。

○岡谷危機管理監  ありがとうございます。

防犯カメラの効能を今さら申すまでもないんですが、事件が起きたときに、犯人等の早期検挙、これはもちろんなんですが、最も大きいのは、私は抑止力だと思います。よく言うんですけど、ここに道があって、こっちは防犯カメラいっぱいついてます。こっちはついてません。あなたは泥棒になったらどっちのまちを選びますかと。これはもう一目瞭然でございまして、防犯カメラがあること、最近、殺人事件は未解決ないですよね。これは防犯カメラがあることだし、減ったのもこの抑止力。ですから、この抑止力と効果が最大生かせるように、もっと必要あれば土曜でも日曜日にでも、私、行きますので、設置促進には命をかけてまいりたいと思います。よろしくお願いします。

○島村高彦委員  はい。